エギゾースト5Gは、メジャークラフトのコスパの高さを象徴するエギングロッド。
最大の注目ポイントは、高価格帯のロッドでもおなじみの高級カーボン素材「トレカT1100G」を採用していることです。さらに、独自のR360構造や軽量カーボンフレームガイドまで搭載。実売約2.5万円とは思えない、充実した仕様になっています。
軽さも魅力で、定番の862Mは91g。同価格帯の競合ロッドと比較してもトップクラスの軽量性です。
とはいえ、気になる口コミもありますし、下位グレードの「エギゾースト3G」という強力なライバルも存在します。
果たして、エギゾースト5Gは本当に買いなのか? 本記事では、仕様や口コミ、おすすめ機種、3Gや競合ロッドとの違いまで詳しく解説します。
管理人ども、管理人っす。
釣りメディアのライター / ディレクターとして、これまで1000本以上の釣り記事の執筆&編集を経験。
釣り歴10年以上の雑食アングラー。実釣とメディア業で培った知識をもとに関心があるジャンルの釣具情報をお届けします。
エギゾースト5Gの特徴/強み


エギゾースト5Gの魅力は、価格に対して仕様がかなり豪華なこと。
高級カーボン素材や独自のブランク製法に加えて、ガイドにも軽量化の工夫が盛り込まれています。ここからは、各部の仕様を詳しく見ていきましょう。
実売2万円台でトレカT1100Gを採用
エギゾースト5Gで最も注目したいのが、東レの高品質カーボン素材「トレカT1100G」を採用していることです。
T1100Gは、ルアーロッドではおなじみの高級素材。他社でも広く使われていますが、採用されるのは基本的に高価格帯の製品です。
T1100Gを採用する主なエギングロッドを並べると、以下のとおり。
| 製品 | メーカー | 実売価格目安 | トレカ素材 |
|---|---|---|---|
| エギゾースト3G | メジャークラフト | 20,000円 | T1100G |
| エギゾースト5G | メジャークラフト | 25,000円 | T1100G |
| 26エギストTZ | テイルウォーク | 45,000円 | T1100G+M40X |
| エギゾースト7G | メジャークラフト | 45,000円 | T1100G+M40X |
| 24カラマレッティー・プロトタイプ | オリムピック | 52,000円 | T1100G+M40X |
| ラグゼ EG X | がまかつ | 57,000円 | T1100G |
| スキッドロウ インペリアル | エバーグリーン | 88,000円 | T1100G+M40X |
このなかで実売2万円台なのは、エギゾースト5Gと、ひとつ下のグレードにあたるエギゾースト3Gのみ。他社製品は実売4万円台以上が中心です。
もちろん、素材だけでロッドの性能が決まるわけではありません。それでも、上位クラスで使われる素材をこの価格で採用しているのは、かなりインパクトがあります。
実売2万円台でT1100G。これが、エギゾースト5Gのコスパを語るうえで外せないポイントです。
ネジレを抑えるR360構造


ブランクには、メジャークラフト独自の製法「R360構造」を採用しています。
カーボン繊維を縦・横・右斜め・左斜めの4方向に配置する多軸構造で、ロッドのネジレやブレを抑える設計です。
キャスト時の精度やエギの操作性を高めながら、強度と張りを確保。さらに軽量化も追求しています。
良い素材を使うだけでなく、それを生かすための製法にもこだわっている。T1100GとR360構造をセットで採用している点が、エギゾースト5Gの大きな強みです。
定番の862Mでも91g
素材や製法の工夫もあって、エギゾースト5Gはかなり軽量に仕上がっています。
ショアエギング用の全12機種で、標準自重は78〜92g。定番スペックの8.6ft・Mクラス「EZ5-862M」でも91gです。
実売2万円台の競合ロッドと、類似モデルの自重を比較すると以下のとおり。
| 製品 | メーカー | 実売価格目安 | 類似モデルの自重 |
|---|---|---|---|
| エギゾースト5G | メジャークラフト | 2.5万円 | EZ5-862M:91g |
| エギストSD | テイルウォーク | 2.7万円 | S86M:91g |
| ラグゼ EG S | がまかつ | 2.9万円 | S86M:96g |
| 26カラマレッティーUX | オリムピック | 2.6万円 | 26GCALUS-862M:97g |
| 26エメラルダスMX | ダイワ | 2.5万円 | 86M・V:102g |
| 23セフィアSS | シマノ | 2.5万円 | S86M:105g |
同価格帯の人気ロッドと比較しても、エギゾースト5Gは最軽量クラスです。
ロッドの軽さは、感度や操作性に関わる重要な要素。「リールを付けたときのタックルバランスも大切」という話はありますが、それでも自重そのものの軽さは魅力ですよね。
実売2万円台で、競合のなかでもトップクラスに軽い。このわかりやすい強みも、エギゾースト5Gが気になる理由のひとつです。
ティップ側はカーボンフレームガイド
ガイドには、富士工業のSiC-Sリングを採用しています。
注目したいのは、ティップ部分に軽量なカーボンフレームガイドを搭載していること。ベリー〜バット側には金属フレームのSiCガイドを配置し、部位ごとに構成を変えています。
ティップ側を軽量化することで、振り抜けを軽くし、シャクったあとのブレを抑える設計です。
さらに、糸絡みを抑える独自のガイド配置も採用。キャスト時の糸抜けや飛距離、エギの操作性にも配慮されています。
ブランクだけでも十分に豪華なのに、ガイドまで工夫されている。このあたりにも、メジャークラフトらしいコスパの高さを感じます。
グリップは定番のVSS


リールシートには、富士工業製の「VSSシート」を採用しています。
手になじみやすく、シャクリ動作を行いやすい定番の設計。リアグリップも、握りやすさと力の入れやすさを重視した形状です。
キャストやシャクリを繰り返すエギングで、無理なく操作できるように配慮されています。
ブランクやガイドのような派手さはありませんが、実績のあるパーツを採用した実用重視の構成。グリップについては、安心・安定のオーソドックスな仕様といったところですね。
エギゾースト5Gの口コミ
購入者の口コミでは、全体として満足度が高く、特に軽さやコスパを評価する声が目立ちます。
一方で、破損や仕上げに関する不満もあるため、良いところと気になるところの両方を見ておきましょう。
軽さへの満足度が高い
エギゾースト5Gの口コミで、まず目立つのが軽さへの高評価です。
軽さによる疲れにくさや、買い替え後のシャクリやすさについて、次のような声があります。
軽いので、しゃくってもいつもより疲れにくい。
感度がいいかいうと、まあ普通です。素材等はいいもの使って、コスパはいいと思います。
上級者にはサブにちょうどいいかも。
Amazon|対象機種:862M
まずは、購入して本当に良かった!
Yahooショッピング|対象機種:862ML
1万円しないエギングロッドを使ってて、アタリも取れてたし釣れてたからそのままでも良かったのですが、ちょっと良いロッドが欲しくて購入しました。今までのロッドよりもシャクリやすいし、軽いし、アタリが明確に伝わって、この値段でこんなロッドが手に入るなんて本当に購入して良かったです!
シリーズ最軽量モデルは78g。定番の862MLは87g、862Mでも91gと、実売2万円台としてはかなり優秀な数値になっています。
軽さは、エギを操作するときの軽快さや感度だけでなく、長時間釣りを続ける際の集中力にも関わる要素です。
そこをしっかり評価されているのは、エギゾースト5Gの魅力。価格を抑えながら軽いロッドを使いたい人にとって、満足しやすいポイントといえるでしょう。
価格以上の性能を評価する声も
コスパに対する評価の高さも、エギゾースト5Gらしいところです。
価格以上の性能に満足する声がある一方で、他社のハイエンドと同等という評価には慎重な意見もあります。
非常にコスパが良いと思います。上手な方からしたら物足りないかもですが自分には値段以上の性能だと思いました。
Amazon|対象機種:862M
エメラルダスmx 86mlから買い替えました。長さが0.3フィート短くなり、10g近く軽くなったのもあり、振り抜きもよく、とてもしゃくりやすいです。口コミにあった他社のハイエンドモデル並っていうのはちょっと大袈裟かなと思いますが扱いやすくていい竿です。
Yahooショッピング|対象機種:832ML
トレカT1100Gをはじめ、価格に対して仕様が豪華なだけでなく、性能にも満足している人が多い様子。他社のハイエンドに匹敵する性能と評価する声もあり、価格以上の価値を感じていることがうかがえます。
こうした評価は、やっぱりメジャクラらしいですね。
上位クラスで使われる素材や軽量な設計を、手の届きやすい価格で楽しめる。そこが、購入者の満足度につながっているようです。
気になるのは破損の口コミ
低評価で気になるのが、キャスト中などに「折れた」という破損報告です。
長年メジャクラの竿を使ってますが、キャストしただけで折れたのは初めて
Amazon|対象機種:862M
しかもティップでなくてバット側です。こんなことあるんだなと驚きです。
でも軽いし感度もいいしで気に入ってます。
一方で、長期間使っても問題がないという人や、破損には使い方も関係するのでは、と考える人もいます。
実際に、2年間使い続けても折れていないという口コミも見られます。
2年間使ってきて、塗装剥がれやキズが付いている程度の扱いですが、
折れたりするようなことなく使えています。
1年中これ一本でやってますがこれといった不満もありません。
Amazon|対象機種:S862M(一部抜粋)
エギゾースト5Gは軽量かつ細身のロッドなので、丁寧な取り扱いは意識したいところです。ただ、口コミだけで破損の原因を判断するのは難しく、すべてをロッドの問題とも、使い方の問題とも言い切れません。
海外生産が中心のメジャークラフト製品では、初期不良や作りの粗さを指摘する声も見かけます。他社より個体差が大きいのでは、と気になる部分はありますが、不良個体の割合まで口コミから判断できるわけではない点は押さえておきたいですね。
初期不良が疑われる場合は、まず販売店へ相談しましょう。初期不良と判断されれば、交換対応を受けられる場合があります。
また、エギゾースト5Gには購入日から1年間の保証が付いており、条件を満たせば所定の免責金額で修理・パーツ交換が可能です。
メジャークラフトのWEB会員なら、所定の手続きによって保証期間を最長3年間に延長することも可能。購入時には、このあたりも確認しておきたいところです。
もちろん、初期不良や破損のリスクは他社製品にもあります。気になる口コミは確認しつつ、必要以上に不安になりすぎず、保証や購入後の対応も含めて判断するのがよいでしょう。
ガイド周りや塗装の仕上げにも注意
破損とは別に、ガイド周りや塗装などの作りが雑だという口コミもあります。
カーボンシートが途中で途切れているのが丸分かり…その他液垂れ等雑味が目立ちました。
Yahooショッピング|対象機種:832ML
こういう仕様なのか、ハズレ個体なのか、それとも安い店には理由があるのか分かりませんが、期待を下まわったのは確かです。
性能や価格には満足していても、細部の仕上げが気になるケースはあるようです。
購入時には各部の状態を確認し、気になる点があれば販売店へ相談しておくと安心。特に、仕上げの粗さがひどい場合は、そのまま使い始めずに確認しておきたいですね。
全12機種の選び方と特徴


エギゾースト5Gは、ショアエギング用として全12機種をラインナップしています。
チューブラーモデル
| Model | 全長 | 継数 | エギ | PEライン | 標準自重 | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|
| EZ5-832ML | 8’3”ft | 2pcs | 1.5 – 3.5号 | 0.4 – 1.0号 | 85g | RF |
| EZ5-862ML | 8’6”ft | 2pcs | 1.5 – 3.5号 | 0.4 – 1.0号 | 87g | RF |
| EZ5-832M | 8’3”ft | 2pcs | 2.0 – 4.0号 | 0.4 – 1.2号 | 88g | RF |
| EZ5-862M | 8’6”ft | 2pcs | 2.0 – 4.0号 | 0.4 – 1.2号 | 91g | RF |
ソリッドティップモデル
| Model | 全長 | 継数 | エギ | PEライン | 標準自重 | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|
| EZ5-S862M | 8’6”ft | 2pcs | 2.0 – 4.0号 | 0.4 – 1.2号 | 90g | F |
ショートレングスモデル
| Model | 全長 | 継数 | エギ | PEライン | 自重 | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|
| EZ5-782L | 7’8”ft | 2pcs | 1.5 – 3.0号 | 0.4 – 1.0号 | 78g | RF |
| EZ5-782ML | 7’8”ft | 2pcs | 1.5 – 3.5号 | 0.4 – 1.0号 | 87g | RF |
| EZ5-782M | 7’8”ft | 2pcs | 2.0 – 4.0号 | 0.4 – 1.2号 | 90g | RF |
ローレスポンスカテゴリー
| Model | 全長 | 継数 | エギ | PEライン | 標準自重 | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|
| EZ5-832ML/LRC | 8’3”ft | 2pcs | 1.5 – 3.5号 | 0.4 – 1.0号 | 86g | R |
| EZ5-862ML/LRC | 8’6”ft | 2pcs | 1.5 – 3.5号 | 0.4 – 1.0号 | 89g | R |
| EZ5-832M/LRC | 8’3”ft | 2pcs | 2.0 – 4.0号 | 0.4 – 1.2号 | 90g | R |
| EZ5-862M/LRC | 8’6”ft | 2pcs | 2.0 – 4.0号 | 0.4 – 1.2号 | 92g | R |
スタンダードなモデルから、特定の釣り方に特化したモデルまで幅広く展開。大きく分けると、以下の4カテゴリです。
- チューブラー:
シャープな操作感と汎用性が魅力。秋の数釣りから春の大型狙いまで対応する万能タイプ。 - ソリッド:
繊細な穂先で小さなアタリを捉えやすく、低活性時やスレたイカを狙う釣りに向くタイプ。 - ショートレングス:
取り回しと操作性を重視。細かなエギ操作や近距離戦が得意なタイプ。 - ローレスポンス:
しなやかな曲がりを生かし、エギを自然に動かすタイプ。激しいダートよりナチュラルな誘いを重視。
バラエティ豊かなモデルが揃っており、釣り方や好みに合わせて細かく選べるのも魅力です。
迷ったらチューブラーの4機種
おすすめを挙げるなら、チューブラーモデルの「832ML・862ML・832M・862M」の4機種です。
いずれも汎用性が高く、年間を通して幅広いフィールドで活躍してくれます。
パワーと長さは、以下を目安にすると選びやすいでしょう。
- 秋エギングを重視するならML、春エギングを重視するならM
- 操作性を重視するなら8.3ft、飛距離や定番の使いやすさを重視するなら8.6ft
どの機種もオールシーズン使えるので、秋専用・春専用と厳密に分ける必要はありません。自分がよく行く季節や、優先したい使い勝手に少し寄せて選ぶイメージです。
ソリッドティップやショートレングス、ローレスポンスの各モデルは、より好みや用途がはっきりした人向け。汎用性よりも、特定の釣り方への相性を重視して選ぶとよいでしょう。
チューブラーモデル
EZ5-832ML
秋の小型イカを中心に、繊細なエギ操作を楽しみたい人向けの一本です。
8.3ftの扱いやすい長さとMLパワーを組み合わせ、エギを激しく跳ねさせず、細かな誘いを入れやすい設計。軽めのエギを使ったサイトフィッシングや、警戒心の強いイカをじっくり狙う場面に向いています。
春のエギングにも対応でき、繊細さと取り回しを重視したい人におすすめです。
EZ5-862ML
秋の数釣りをメインに、幅広いポイントを探りたい人におすすめのモデルです。
MLパワーならではの繊細な操作感を備えながら、8.6ftの長さで遠くのポイントにもエギを届けやすいのが特徴。エギを大きく動かしすぎない誘いが得意で、サイトフィッシングから春のイカ狙いまで活躍します。
軽さと汎用性を両立した、定番のMLモデルです。
EZ5-832M
季節を問わず使いやすい、Mパワーのオールラウンドモデルです。
2~4号のエギに対応し、キレのあるダートから重めのエギを使った攻略までカバー。8.3ftと少し短めなので取り回しがよく、エギをテンポよく動かしたい人に向いています。
堤防などでの扱いやすさを優先しつつ、春の大型イカも狙いたい人におすすめです。
EZ5-862M
迷ったときの本命候補になる、8.6ft・Mパワーの王道スペックです。
2~4号のエギを扱え、秋の数釣りから春の大型狙いまで幅広く対応。長さを生かして広範囲を探りやすく、エギをシャープに動かせます。
掛けたあとは適度に曲がってイカの引きを受け止める設計。一本でさまざまな釣り場を回りたい人に向いています。
ソリッドティップモデル
EZ5-S862M
繊細なソリッドティップを備えた、アタリを捉えることに重点を置いたモデルです。
エギへ軽く触れるだけの「イカパンチ」や、抱いてもラインを引っ張らないような微妙な反応を、穂先で見極めやすい設計になっています。
8.6ft・Mパワーで、2~4号のエギに対応。人の多い釣り場や低活性時に、丁寧な釣りをしたい人におすすめです。
購入者からは、穂先でのアタリのわかりやすさと軽さを評価する声もあります。
バッドが想像以上に硬かったが、ティップのあたりがわかりやすかったし以前使用していたロッドより軽くて良かった。
Amazon|対象機種:S862M
ショートレングスモデル
EZ5-782L
シリーズ最軽量の78gを誇る、7.8ftのライトモデルです。
1.5~3号の小さなエギを中心に、近距離での細かな操作を楽しみたい人にぴったり。短いロッドならではの取り回しの良さがあり、足元や見えているイカを狙うときにも扱いやすい一本です。
遠投よりも軽快さを優先したい人や、秋の小型イカ狙いに向いています。
EZ5-782ML
7.8ftの軽快な操作感に、幅広い使い勝手を持たせたショートモデルです。
1.5~3.5号のエギを使えるため、小型イカを狙う繊細な釣りから、3.5号を使う一般的なエギングまで対応します。
短いぶんロッドを振り回しやすく、狙った場所でエギを細かく動かしたい人に好適。堤防での近距離戦や、ボートからのキャストにもおすすめです。
EZ5-782M
7.8ftの短さとMパワーを組み合わせた、パワフルなショートモデルです。
2~4号のエギに対応し、重めのエギもキビキビ操作したい人に向いています。取り回しの良さを生かしたピンポイント攻略や、ボートからのキャストにも好相性。
長いロッドの扱いづらさを避けつつ、大型イカも視野に入れたい人向けです。
取り回しと感度については、次のような使用感が寄せられています。
軽くて取り回しが良くとても使いやすい。
超高感度という訳ではないがちょっとした違和感は分かるぐらいの感度はあるので十分満足できる。
Yahooショッピング|対象機種:782M(一部抜粋)
ローレスポンスモデル
EZ5-832ML/LRC
MLパワーの繊細さと、ローレスポンス特有のしなやかな曲がりを両立したモデルです。
エギを強く跳ね上げず、控えめな動きで誘えるため、警戒心の強いイカをじっくり狙う釣りに向いています。8.3ftならではの取り回しの良さも魅力です。
小さめのエギで浅場や近距離を丁寧に探りたい人、強いシャクリが苦手な人にもおすすめ。
EZ5-862ML/LRC
しなやかに曲がるMLパワーのローレスポンスモデルを、定番の8.6ftに設定した一本です。
エギを不自然に跳ねさせず、ゆったりした誘いと安定したフォールで見せたいときに活躍します。
8.3ftモデルより広い範囲を探りやすく、秋の後半から春まで繊細なアプローチを続けたい人に好適。強いシャクリを繰り返さない釣りにも向いています。
EZ5-832M/LRC
2~4号のエギに対応するMパワーながら、全体がしなやかに曲がるローレスポンス仕様です。
一般的なMクラスほど鋭く跳ね上げず、エギを自然に動かして大型イカへじっくり見せる釣りが得意。
8.3ftなので操作しやすく、近〜中距離を丁寧に探るスタイルに向いています。春の親イカを落ち着いた誘いで狙いたい人におすすめです。
EZ5-862M/LRC
8.6ft・Mパワーの頼もしさに、穏やかな操作感を組み合わせたモデルです。
2~4号のエギを使い、遠くのポイントまで探りながら、エギを大きく動かさずに誘えるのが魅力。ロッドがしなやかに曲がるため、長時間シャクる際の負担軽減も期待できます。
春の大型イカを中心に、広範囲をナチュラルに攻めたい人向けの一本です。
エギゾースト3Gとどっちがいい?
エギゾースト5Gを検討するときに、迷いやすいのが下位グレードの「エギゾースト3G」です。


実売価格の差は5,000円程度。価格帯が近いだけに、仕様にも共通する部分が多くあります。
しかも、3Gは安いだけでなく、5Gよりもかなり軽い。スペックを見ると「3Gのほうがお得なのでは?」と感じるかもしれません。
ここからは、両者の違いを整理してみましょう。
素材と製法は共通、軽さは3G
エギゾースト5Gと3Gは、どちらもトレカT1100GとR360構造を採用しています。
先に発売された5Gは、実売2万円台でT1100Gを採用したことが大きな話題になりました。3Gは、その素材と製法を採用しながら、さらに5,000円ほど安い価格設定です。
実売2万円クラスでT1100Gという時点で、かなりのお得感がありますよね。
それでいて、3Gのほうが自重も軽くなっています。類似モデルの比較は以下のとおり。
| 5Gのモデル・自重 | 3Gのモデル・自重 | 重量差 |
|---|---|---|
| EZ5-832ML(8.3ft):85g | EZ3-842ML(8.4ft):72g | 3Gが13g軽い |
| EZ5-862ML(8.6ft):87g | EZ3-842ML(8.4ft):72g | 3Gが15g軽い |
| EZ5-832M(8.3ft):88g | EZ3-842M(8.4ft):78g | 3Gが10g軽い |
| EZ5-862M(8.6ft):91g | EZ3-842M(8.4ft):78g | 3Gが13g軽い |
長さは完全に同じではありませんが、比較したモデルでは、いずれも3Gが10g以上軽くなっています。
同じT1100GとR360構造を採用し、価格も安く、さらに軽い。数値だけを見ると、3Gの魅力はかなり大きいです。
3Gはグリップの好みが分かれる
ただし、「それなら絶対に3Gがいい」とも言い切れません。
3Gは軽量化に振り切った設計で、グリップもかなりミニマル。段差が気になりやすい形状で、人によっては握りづらく感じる可能性があります。


軽さは魅力ですが、握ったときの違和感が気になるようでは、せっかくの軽快さも生かしづらいですよね。
その点、5Gは定番のVSSシートを採用したオーソドックスな設計。グリップの使いやすさも含めて選ぶなら、5Gのほうが無難な候補になります。
エギゾースト5Gのグリップ


軽量化と耐久性は気になるところ
もうひとつ気になるのが、軽量化に伴う耐久性です。
一般に、ブランクを薄くするなどして軽量化を進めると、取り扱いにはより気を配りたくなります。3Gの思い切った軽さを見ると、破損への不安を感じる人もいるでしょう。
メジャークラフト製品の口コミでは、作りの粗さや破損の指摘を見かけることもあり、そこへ軽量化を徹底した3Gの設計が重なると、個人的には少し気になります。
T1100GとR360構造を採用しながら、驚くほど軽い3G。かなり魅力的ですが、その軽さにどこまで振り切るかは、好みが分かれると思います。
無難にすすめるなら5G
どちらかを無難におすすめするなら、個人的にはエギゾースト5Gです。
3Gより重いとはいっても、実売2万円台のロッドとしては、他社を含めてトップクラスの軽さ。さらにグリップも定番の設計で、握りやすさを含めた使い勝手をイメージしやすいのが強みです。
耐久性については数値だけで結論を出せませんが、極端な軽さよりも、握りやすさを含めたバランスを重視するなら5Gを選びたいところ。
一方、グリップ形状が好みに合い、とにかく軽さを優先したい人には3Gも魅力的です。



安さと軽さの3Gか、定番の使いやすさも備えた5Gか。こういった軸で考えると良きかと。
競合ロッドと比較
エギゾースト5Gが位置する実売2万円台は、各メーカーの人気ロッドが揃う価格帯です。
主な競合ロッドと特徴をまとめると、以下のとおり。
| 製品 | メーカー | 実売価格目安(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| エギゾースト5G | メジャークラフト | 2.5万円 | T1100GとR360構造を採用。軽量なカーボンフレームガイドも備え、軽さとシャープな操作性を追求。 |
| 26エメラルダスMX | ダイワ | 2.5万円 | HVFナノプラスとX45を採用。カーボンモノコックリアグリップを搭載し、感度と操作性を追求。 |
| 23セフィアSS | シマノ | 2.5万円 | スパイラルXとハイパワーXでねじれを抑制。豊富なラインナップと安定した操作性が魅力。 |
| 26カラマレッティーUX | オリムピック | 2.6万円 | 高弾性カーボンと独自のカーボンリールシート「OP-02」を採用。軽さと高感度を追求した高コスパモデル。 |
| エギストSD | テイルウォーク | 2.7万円 | 軽量なブランクとコンパクトなグリップが特徴。軽快な操作性と大型イカにも対応するパワーを両立。 |
| ラグゼ EG S | がまかつ | 2.9万円 | クセのないしなやかなブランクが特徴。キャスト性能とシャクリやすさを両立した万能モデル。 |
どの製品にも魅力がありますが、注目するポイントによって印象は変わります。
ここからは、ブランク・軽さ・ガイド・グリップに分けて、もう少し詳しく比較してみましょう。
ブランクはT1100Gの存在感が大きい
まずは、ロッドの根幹となるブランクの仕様です。
各製品の素材と製法をまとめると、以下のようになります。
| 製品 | メーカー | 素材 | 製法 |
|---|---|---|---|
| エギゾースト5G | メジャークラフト | T1100G | R360構造 |
| 26エメラルダスMX | ダイワ | HVFナノプラス | X45、V-JOINT |
| 23セフィアSS | シマノ | スパイラルX、ハイパワーX | |
| エギストSD | テイルウォーク | マイクロピッチ | |
| 26カラマレッティーUX | オリムピック | グラファイトクロスLV | |
| ラグゼ EG S | がまかつ |
メーカーによって、素材や製法をどこまで詳しくアピールするかは異なります。そのため、技術名が多いほど性能が高い、と単純に比較できるわけではありません。
とはいえ、名前の付いた素材や製法が並んでいると、やっぱり魅力を感じますよね。仕様を見て選ぶ楽しさもあります。
その点でわかりやすいのが、エギゾースト5G、26エメラルダスMX、23セフィアSSです。
26エメラルダスMXは、低樹脂・高カーボン比率の独自素材「HVFナノプラス」を採用。ネジレを抑えるX45に加え、継部を強化し、曲がりを自然にするV-JOINTも搭載しています。


素材と製法の特徴がわかりやすく伝わるのは、ダイワらしいところです。
23セフィアSSは、シマノ独自の「スパイラルX」と「ハイパワーX」をダブルで採用。ブレの少なさや、心地よい張りにつながる構成になっています。


そんななかでも、仕様のインパクトで目を引くのは、やっぱりエギゾースト5G。
高価格帯でおなじみのトレカT1100Gに、カーボン繊維の方向を分散させてネジレやつぶれに対処するR360構造を組み合わせています。





良い素材と、それを生かす製法を、この価格帯でしっかり採用している。仕様から伝わるお得感は、さすがメジャークラフトといったところです。
軽さはエギストSDと並んでトップ
メーカーをまたいで比較するなら、自重はわかりやすい基準のひとつです。
類似スペックのモデルを軽い順に並べると、以下のとおり。
| 製品 | メーカー | 実売価格目安(税込) | 類似モデルの自重 |
|---|---|---|---|
| エギゾースト5G | メジャークラフト | 2.5万円 | EZ5-862M:91g |
| エギストSD | テイルウォーク | 2.7万円 | S86M:91g |
| ラグゼ EG S | がまかつ | 2.9万円 | S86M:96g |
| 26カラマレッティーUX | オリムピック | 2.6万円 | 26GCALUS-862M:97g |
| 26エメラルダスMX | ダイワ | 2.5万円 | 86M・V:102g |
| 23セフィアSS | シマノ | 2.5万円 | S86M:105g |
エギゾースト5Gは、実売2万円台の人気ロッドのなかでも最軽量クラス。8.6ft・Mクラスで91gというのは、かなり優秀です。
同じ91gで並ぶのが、テイルウォークの「エギストSD」。こちらも、この価格帯としては破格の軽さになっています。


自重の軽さで選ぶなら、エギゾースト5GとエギストSDがツートップ。次いで、ラグゼ EG Sと26カラマレッティーUXが続きます。
一方、26エメラルダスMXと23セフィアSSは、自重の数値だけで軽さを追求するというより、タックル全体のバランスや、実際に操作したときの軽快さを重視する方向です。
数値は少し重めですが、そもそもの設計で重視している部分に違いがあります。自重を比較しつつ、タックルを組んだときの感覚も考えて選びたいですね。
ガイドでも5Gはひと味違う
続いて、ガイドの仕様を比較してみましょう。
| 製品 | メーカー | ガイドの特徴 |
|---|---|---|
| エギゾースト5G | メジャークラフト | ティップ側に軽量カーボンフレームSiCガイドを搭載 |
| エギストSD | テイルウォーク | 富士工業製オールSiC仕様 |
| ラグゼ EG S | がまかつ | ステンレス+SiC。LDBとKLを組み合わせた配置 |
| 26カラマレッティーUX | オリムピック | ステンレスフレーム+SiCリング |
| 26エメラルダスMX | ダイワ | リング・フレーム詳細は非公表 |
| 23セフィアSS | シマノ | ステンレスフレーム+SiCリング |
この価格帯では、ステンレスフレームとSiCリングの組み合わせが主流です。
ガイドに大きくコストをかけるより、素材や製法を充実させたほうが、製品の魅力も伝わりやすいのでしょうからね。
そんななかで、エギゾースト5Gはティップ側にカーボンフレームガイドを採用しています。
カーボンフレームは、他社では一部の高価格帯ロッドに使われる仕様。ティップ側のみとはいえ、この価格帯で採用しているのは目を引きます。
ブランクはT1100GとR360構造で十分に豪華。それに加えて、ガイドまで競合と差別化しているわけです。
ここまで盛り込むのか…と感じるあたりに、メジャクラらしい仕様へのこだわりを感じますね。
グリップは競合にも個性あり
グリップについては、各製品で方向性に違いがあります。
採用技術と特徴をまとめると、以下のとおりです。
| 製品 | メーカー | 採用技術 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| エギゾースト5G | メジャークラフト | 富士工業VSS | 握りやすさとシャクリやすさを重視した定番設計 |
| エギストSD | テイルウォーク | SKDPS+カーボンパイプ | 余分な部品を省いた軽量設計。ブランクに直接触れやすい |
| ラグゼ EG S | がまかつ | 富士工業VSS16+KDPS | 握りやすさと操作性を重視したオーソドックスな構成 |
| 26カラマレッティーUX | オリムピック | オリジナルOP-02 | カーボン強化素材による軽さと高感度を追求 |
| 26エメラルダスMX | ダイワ | エアセンサースリムフィット+カーボンモノコック | 握りやすさと振動伝達性能を追求 |
| 23セフィアSS | シマノ | パーフェクションシートXT | 段差を抑えた形状で、軽い力でも握りやすい |
技術名だけを見ても、違いがわかりにくいかもしれません。ここでは、グリップに見どころがある製品をいくつか挙げてみます。
まず、わかりやすく魅力的なのが26エメラルダスMXです。
リアグリップにはカーボンモノコックグリップを採用。感度への恩恵に加え、見た目のカッコよさや特別感もあります。


リールシートも、オリジナルの高感度仕様「エアセンサースリムフィット」を搭載。グリップ周りの充実度は、かなり魅力的です。
独自のリールシートという点では、26カラマレッティーUXも注目したいところ。
オリムピックが展開するOPシリーズの「OP-02」を採用しており、カーボン繊維を含む素材で軽さと高感度を追求しています。この独自リールシートも好評です。


一方、好みが分かれそうなのがエギストSD。
ロッド全体を軽くするため、グリップもかなりミニマルな設計です。段差を感じやすく、小ぶりな形状を握りにくいと感じる可能性があります。


軽量化のメリットは大きいですが、手に合うかどうかは確認したいところですね。
エギゾースト5Gは、こうした競合と比べると、良くも悪くも標準的。特別な機構はありませんが、定番のVSSによる無難な握りやすさが魅力です。


グリップに派手さを求めるなら競合も気になりますが、安心して使いやすい構成を求めるなら、5Gにも十分な良さがあります。
比較で見える5Gの強み
ここまでの比較をまとめると、以下のようになります。
| 製品 | 実売価格目安 | ブランクの特徴 | 自重(86M相当) | ガイド | グリップ |
|---|---|---|---|---|---|
| エギゾースト5G | 2.5万円 | T1100G+R360構造 | 91g | カーボンフレーム採用、SiC | VSS(標準的) |
| 26エメラルダスMX | 2.5万円 | HVFナノプラス+X45 | 102g | リング・フレーム詳細は非公表 | カーボンモノコック |
| 23セフィアSS | 2.5万円 | スパイラルX+ハイパワーX | 105g | ステンレス+SiC | パーフェクションシートXT |
| 26カラマレッティーUX | 2.6万円 | 高弾性カーボン+補強クロス | 97g | ステンレス+SiC | カーボン強化OP-02 |
| エギストSD | 2.7万円 | マイクロピッチ製法 | 91g | SiCリング | 軽量スケルトン型 |
| ラグゼ EG S | 2.9万円 | しなやかなブランク設計 | 96g | ステンレス+SiC | VSS(標準的) |
エギゾースト5Gは、グリップこそ標準的ですが、ブランクとガイドは実売2万円台とは思えない豪華な仕様です。
特に、トレカT1100Gをこの価格帯で採用している点は、やっぱり魅力的。仕様のインパクトを狙っていることはわかっていても、つい惹かれてしまいます。
さらにカーボンフレームガイドまで搭載し、自重もトップクラス。実売2万円台のなかで、お得感が際立つロッドといえるでしょう。
競合で気になるのは、次の2製品です。
- 26エメラルダスMX:
カーボンモノコックグリップなど、全体的に充実した仕様が魅力。 - エギストSD:
エギゾースト5Gと並ぶ軽さが魅力。
グリップまで含めた仕様の充実度なら26エメラルダスMX、とにかく軽さを重視するならエギストSDも有力候補になります。
そのなかで、ブランク素材・軽さ・ガイドの豪華さをまとめて求めるなら、エギゾースト5Gはかなり魅力的な選択肢です。
まとめ


エギゾースト5Gの最大の魅力は、価格に対する仕様の充実度です。
高級カーボン素材「トレカT1100G」と独自のR360構造に加え、ティップ側には軽量カーボンフレームガイドまで搭載。実売約2.5万円という価格を考えると、かなり豪華な構成になっています。
軽量性も優秀で、定番の862Mは91g。同価格帯の競合ロッドと比較してもトップクラスです。
口コミでも軽さやコスパへの満足度が高い一方、破損や仕上げに関する不満の声はあります。購入時の状態確認と、丁寧な取り扱いは意識しておきたいところですね。
下位の3Gはさらに安く軽いものの、グリップの使いやすさも含めて無難に選ぶなら、5Gをおすすめしたいところ。
実売2万円台で、軽さと充実した仕様を両立したエギングロッドが欲しい。そんな人には、ぜひ検討してほしい一本です。
