エメラルダス ストイスト STは、流れを感じながらエギを送り込む釣りに強い、ダイワ最高峰のエギングロッドです。
実売価格は7.5万円前後。気軽に手を出せるお値段ではありません。
この記事では、ストイスト STの特徴や口コミ、全8機種の選び方、他グレードとの違いをまとめます。
ストイスト STが気になっている方は、ぜひチェックしていってください。
管理人ども、管理人っす。
釣りメディアのライター / ディレクターとして、これまで1000本以上の釣り記事の執筆&編集を経験。
釣り歴10年以上の雑食アングラー。実釣とメディア業で培った知識をもとに関心があるジャンルの釣具情報をお届けします。
エメラルダス ストイスト STとは


エメラルダス ストイスト STは、ダイワのエギングブランド「エメラルダス」における最高峰ロッドです。
「ST」はストリームチューンの略。
しなやかなブランクに、SMT(スーパーメタルトップ)やメガトップなどの繊細な穂先を組み合わせ、「しなやかの中にある鋭さ」を追求しています。
同じ最高峰シリーズには、レーシングチューンの「ストイスト RT」もあるんですが、STとRTに上下関係はなく、並列です。
| 得意な釣り | ロッドの性格 | |
|---|---|---|
| ST | ドリフト、テンションフォール、潮流の変化を捉える釣り | しなやかで荷重変化がわかりやすい |
| RT | シャクリ、キレのある操作、素早いフッキング | シャープでレスポンスが速い |
STは、エギを激しく動かすことだけを考えたロッドではありません。
潮の重みや抜け、エギにイカが触れたときの違和感まで感じながら、流れを攻略することに特化した最高峰です。
ストイスト STの特徴/強み


ここからは、エメラルダス ストイスト STの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。ポイントは以下の3点です。
- SMTをはじめとしたフィネスティップ
- 潮流やエギの状態を感じやすい設計
- ダイワの高度テクノロジーが爆盛り
SMTをはじめとしたフィネスティップ
ストイスト STは、機種ごとに釣り方へ合わせた繊細なティップを採用しています。


- SMT:83M-SMT、88ML-SMT、74MMH-SMT、85LML-SMT
- メガトップ:73L-S、65M TG
- 極細チューブラー:82ML-5
- 繊細なソリッドティップ:70MMH-S
なかでも象徴的なのが、超弾性チタン合金製のSMTです。
金属ならではの振動伝達力に加え、わずかな負荷でもしなやかに曲がるため、手感度と目感度の両方に優れています。
着底やアタリを手元へ響かせる反響感度と、潮の重みや抜けを穂先の曲がりで捉える荷重感度を両取りできるのがSMTの強み。
そんなSMT搭載機がシリーズの中心になっていることこそ、ストイスト STの大きな魅力です。
潮流やエギの状態を感じやすい設計
STの真骨頂は、潮の強弱やエギに掛かる負荷の変化を感じ取りやすいことです。


張りの強いロッドが得意とする「コンッ」という反響だけでなく、流れに入って重くなる、
潮が抜けて軽くなる、イカが触ってわずかにもたれる、といった荷重系の情報を捉えやすくなっています。
これは、しなやかなSVFナノプラス製ブランクと、SMTやメガトップなどのフィネスティップを組み合わせた効果です。
RTと比べれば良くも悪くもマイルドですが、そのぶんテンションフォールやドリフト中の変化を追いやすくなっています。
潮にエギを預けて自然に流し、ここぞという場所で抱かせる。そんな釣りを覚えたい人にとって、STはかなり面白いロッドです。
ダイワの高度テクノロジーが爆盛り
ストイスト STには、ダイワの上位ロッドらしい技術が惜しみなく投入されています。


| テクノロジー | 役割 |
|---|---|
| SVFナノプラス | レジンを減らしてカーボン繊維量を増やし、軽さ・感度・パワーを高める |
| AGS | 軽く剛性の高いカーボンフレームガイドで、微細な信号をブランクへ伝える |
| X45フルシールド | ブランクのネジレを抑え、キャストやシャクリの精度を高める |
| V-JOINT α | 継部のパワーや曲がりを滑らかにする |
| CWS | カーボンクロスでガイドを固定し、軽量化・保持力・耐久性を高める |
| ESS | ひずみエネルギーを解析し、アングラーの感性まで設計へ反映する |
| エアセンサーシート | 軽量化と高感度に貢献するカーボンファイバー入りリールシート |





素材、補強、継部、ガイド、リールシートまで、まさに全部のせ。価格だけを見れば強烈ですが、ダイワのエギングロッド技術を一度に味わえる製品です。
ストイスト STの口コミ


良い口コミ
エメラルダスエアを使ってましたが感度が段違いです。手元にモゾモゾって来ます。
Yahooショッピング|対象機種:88ML-SMT
SMTの恩恵をめっちゃ感じてます。普段なら見逃してたら当たりも取れるようになり非常に満足してます。
Yahooショッピング|対象機種:88ML-SMT
かなり扱いやすいロッドに仕上がっています!とても軽いし感度もめちゃくちゃ良いです!買って良かったです!
Yahooショッピング|対象機種:83M-SMT
テンションフォールさせている時の感度は素晴らしいものがあります
潮に引っ張られてグッと重くなるフィーリング、
イカが触った感触が増幅されて手元しっかりと伝わってきます!!!このロッド使い始めてから
Yahooショッピング|対象機種:83M-SMT
更にエギングを楽しめる様になりました!
RTのデザイン(配色)よりもこちらのほうがエメラルダスっぽくて個人的には好みです。
Yahooショッピング|対象機種:88ML-SMT



SMTによってもたらされる圧倒的な感度を評価する声が多いですね。
エギングロッド界でも希少なメタルティップ搭載という点は、やっぱりストイストSTの大きな魅力です。
悪い口コミ
初めてハイグレードな竿を買う方は注意が必要ですよ!軽い竿を買うとリールの重さが際立ちます。初めて良い竿を買う方はリールを買う予算まで準備してから買うのがおすすめです。
Yahooショッピング|対象機種:83M-SMT
MLとのことですこし柔らかすぎでした
Yahooショッピング|対象機種:88ML-SMT
このエギングロッドのしゃくり感(しゃくった感じ)は独特でチューブラーの軽快感になれている方には最初は違和感しかありません。
Yahooショッピング|対象機種:85LML-SMT
感度は最高級。SMTが好き嫌い別れそうだが巻きの釣りをする人は確実にオススメ。
Yahooショッピング|対象機種:85LML-SMT



マイルドな竿調子に仕上げてある点、超しなやかなSMTの質感に違和感を覚える人が一定数いらっしゃるようです。まあ極端なチューニングの竿ですから、ここは仕方ないっすね。
ストイスト STの弱み/デメリット


エメラルダス ストイスト STは魅力的なロッドですが、購入前に知っておきたい弱みもあります。注意したいポイントは以下の3点です。
- かなり高額
- 好みが分かれやすい金属ティップ
- 使いこなす難度は高い
かなり高額
最大のデメリットは、単純に高いことです。
新品の実売価格は7.5万円前後。割引後でも一般的な中級エギングロッドを大きく上回ります。基本的には、予算が潤沢なエギングガチ勢向けのロッドです。
感度の違いを理解し、ドリフトやフォールの釣りをもっと突き詰めたい人が買ってこそ価値を感じやすい製品です。
予算を抑えたいなら、後述する24エメラルダス AIRのほうが選びやすいでしょう。
好みが分かれやすい金属ティップ
SMTは高感度ですが、誰にでも気持ちよく使えるわけではありません。
金属ティップ特有のしなやかさを「潮の重みがわかりやすい」と感じる人がいる一方、
張りのあるチューブラーロッドに慣れた人は「だるい」「投げにくい」と感じる可能性があります。
また、ダイワは超弾性チタン合金について、5℃以下では弾性が低下して穂先の戻りが遅くなる場合があると案内しています。
繊細な穂先なので、移動や保管時にも雑には扱えません。
使いこなす難度は高い
STは、ロッドがすべてを自動的に教えてくれる魔法の道具ではありません。
伝わる情報量が多いぶん、潮流、着底、海藻、イカの接触を判別するには経験が必要です。
さらに、流れへエギを乗せるにはラインメンディングやテンション管理も欠かせません。
シャクってフォールさせる基本のエギングを手軽に楽しみたいなら、もっと素直で安価なロッドでも十分。
STは、流れの変化を読みながら釣ること自体を楽しめる人に向いています。
ストイスト STの機種ラインナップ


ストイスト STは全8機種。ショア向けの6機種に加え、南方の大型アオリイカをボートから狙う2機種がラインナップされています。
| 機種 | 全長 | 継数 | 仕舞 | 自重 | エギ/ウェイト | PE | 本体価格(税別) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 73L-S | 2.21m | 2本 | 115cm | 77g | 1.8~3.0号 | 0.4~0.8号 | 88,000円 |
| 88ML-SMT | 2.63m | 2本 | 136cm | 90g | 1.8~3.5号 | 0.4~1.0号 | 93,000円 |
| 83M-SMT | 2.52m | 2本 | 130cm | 89g | 2.5~4.0号 | 0.4~1.0号 | 93,000円 |
| 74MMH-SMT | 2.24m | 2本 | 116cm | 85g | 3.0~4.5号 | 0.5~1.2号 | 94,000円 |
| 82ML-5 | 2.49m | 5本 | 60cm | 95g | 1.8~3.5号 | 0.4~1.0号 | 93,000円 |
| 65M TG | 1.96m | 2本 | 144cm | 89g | 30~90g | 0.5~1.0号 | 93,000円 |
| 70MMH-S | 2.13m | 2本 | 111cm | 84g | 50~150g | 0.6~1.5号 | 91,000円 |
| 85LML-SMT | 2.57m | 2本 | 133cm | 89g | 1.8~3.5号 | 0.4~1.0号 | 94,000円 |
| 機種 | 一言で表すと | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 73L-S | 秋イカ×小型エギの軽快ショート | 3号以下を使って近距離をテンポよく探りたい人 |
| 88ML-SMT | ドリフトに強いセミロング | シャローや広い場所で潮流変化を捉えたい人 |
| 83M-SMT | シリーズの王道オールラウンダー | 季節や釣り場を問わず1本で幅広く使いたい人 |
| 74MMH-SMT | 大型エギ対応の攻撃的ショート | 4号前後を強く操作して春の大型を狙いたい人 |
| 82ML-5 | 遠征向けの5ピースモデル | 電車・バイク・飛行機へコンパクトに積みたい人 |
| 65M TG | 曲げて獲るレッドモンスター用 | ボートゲームで30~90gを使う人 |
| 70MMH-S | 重量級リグ対応のレッドモンスター用 | ディープや速潮で50~150gを操作したい人 |
| 85LML-SMT | 小型エギを遠投できる繊細系 | 3号中心で高足場や遠浅サーフを攻略したい人 |
73L-S
1.8~3号の小型エギを扱う、秋イカ向けのショートモデルです。
自重77gの軽さと高弾性ソリッドティップを組み合わせ、アジングロッドに近い繊細な操作感を実現。
小場所をテンポよく撃つ釣りや、サイトフィッシングに向いています。飛距離や3.5号への対応力より、軽快さを優先したい人におすすめです。
88ML-SMT
しなやかさと遠投性能を活かし、シャローや広いポイントを攻略するセミロングモデル。3~3.5号を中心に、1.8号から扱えます。
SMTが潮流やフォール中の違和感を拾うため、ドリフト主体なら有力候補。
ただし3.5号をキビキビ動かしたい人や、強風下で操作性を重視する人は83M-SMTも比較しましょう。
83M-SMT
迷ったときに選びやすい、シリーズのオールラウンドモデルです。2.5~4号に対応し、秋から春まで使いやすい8.3ftに設定。
MパワーながらRTよりもマイルドで、SMTによる荷重感度も備えています。
ドリフトだけに特化しすぎず、シャクリも含めて1本で幅広く楽しみたい人におすすめです。
74MMH-SMT
3~4.5号の大型エギに対応する、短くて強いパワーモデルです。春の大型狙い、深場、速い潮など、強めの入力が必要な場面が得意。
7.4ftの操作性とMMHのバットパワーを持ちながら、SMTで繊細な変化も捉えます。
ロングロッドの遠投性より、エギを思いどおりに動かすことを優先したい人に向いています。
82ML-5
仕舞寸法60cmの5ピース仕様で、遠征や電車・バイク釣行に便利なパックロッドです。1.8~3.5号に対応し、自重も95gに抑えています。
携帯性だけの妥協モデルではなく、ストイストらしい軽快な使用感が魅力。
旅行先でエギング以外のライトなルアーフィッシングも楽しみたい人にも面白い1本です。
65M TG
岸からの一般的なエギング用ではなく、南方エリアのレッドモンスターを狙うボートモデルです。
30~90gに対応し、メガトップを含むフルソリッドブランクを採用。
負荷に応じてしなやかに曲がり、重いエギを暴れさせにくいうえ、大型イカのジェット噴射も粘りで受け止めます。用途を理解して選びましょう。
70MMH-S
65M TGと同じく、南方のレッドモンスターをボートから狙うためのモデルです。
50~150gの重量級リグに対応し、ディープや速潮でもエギを力強く操作できるバットパワーを搭載。それでいてアタリを捉えるティップは繊細です。
大型イカを深場から引き上げる、かなり専門性の高い1本です。
85LML-SMT
3号を中心とした小型エギの遠投に強い、スーパーセンシティブモデルです。
足場の高い堤防や遠浅サーフでもラインを扱いやすく、SMTでフォール中の変化を追えます。
73L-Sの軽快さでは飛距離が足りない、88ML-SMTよりも小型エギを繊細に扱いたい。そんな人にハマる絶妙なLMLパワーです。
ストイスト STと他グレードを比較
ストイスト RTと比較


ストイスト STとRTは、価格もグレードもほぼ同格です。共通する技術は多いものの、ブランク素材とティップの作り分けによって使用感に差を出しています。
| 比較項目 | ストイスト ST | ストイスト RT |
|---|---|---|
| 実売価格目安 | 約6.4万~8.2万円 | 約6.3万~8.0万円 |
| ブランク素材 | SVFナノプラス | SVFコンパイルXナノプラス |
| ティップ | SMT、メガトップ、極細チューブラー、ソリッド | チューブラー中心 |
| ネジレ補強 | X45フルシールド | X45フルシールド |
| ガイド | AGS(Cリング・Nリング) | 小口径AGSタイプR(Cリング・Nリング) |
| ガイド固定 | CWS | CWS |
| 継部 | V-JOINT α | V-JOINT α |
| リールシート | エアセンサーシート | エアセンサーシート |
RTのSVFコンパイルXナノプラスは、レジン量を抑えた高弾性ブランクで張りとレスポンスを追求。
STはSVFナノプラスをしなやかに設計し、SMTやメガトップを組み合わせています。
つまり、基本仕様の豪華さはほぼ互角。王道のシャクリや反響感度を重視するならRT、流れや荷重変化を捉えるならSTを選ぶのがわかりやすいです。
24エメラルダス AIRと比較


24エメラルダス AIRは、軽さと本格性能を高い次元で両立した準最高峰モデルです。
ストイスト STと共通する技術も多く、価格差に見合う違いがあるかを見極める必要があります。
| 比較項目 | ストイスト ST | 24エメラルダス AIR |
|---|---|---|
| 新品実売価格目安 | 約6.4万~8.2万円 | 約4.2万~4.8万円 |
| ブランク素材 | SVFナノプラス | SVFナノプラス |
| ティップ | SMT、メガトップ、極細チューブラー、ソリッド | チューブラー/メガトップ |
| ネジレ補強 | X45フルシールド | X45 |
| ガイド | AGS(Cリング・Nリング) | AGS(バット部Cリング) |
| CWS | ◯ | ‐ |
| 継部 | V-JOINT α | V-JOINT α |
| 設計システム | ESS | ― |
| リールシート | エアセンサーシート | エアセンサーシート(スリムフィット) |
ブランク素材、AGS、V-JOINT αなどはAIRにも採用されています。
大きな差は、STのX45フルシールドやCWS、ESS、機種ごとに作り込まれたフィネスティップです。
流れの攻略に特化した作り込みを求めるならST。
そこまでの専門性が必要なければ、主力番手で実売価格を2万~3万円ほど抑えられる24エメラルダス AIRのコストパフォーマンスが光ります。
ストイスト STのライバルロッド
25セフィア リミテッド(シマノ)


25セフィア リミテッドは、シマノのショアエギングロッドにおける最高峰です。
スパイラルXコアや高弾性カーボンを活かし、細身ながらモンスタークラスにも対応するパワーを追求。
軽快な操作感、しなやかでブレにくいジャーク、感度を高水準でまとめています。シマノらしいロッド設計やリールとの統一感を重視する人におすすめです。
24カラマレッティー プロトタイプ(オリムピック)


24カラマレッティー プロトタイプは、ブランクメーカーとして知られるオリムピックの上位エギングロッドです。
クワトログラファイトクロスなどの独自技術を使い、軽さ、操作性、キャスト性能を追求。
ストイスト STやセフィア リミテッドより価格を抑えながらも、国産ブランクらしいシャープな使用感を楽しめるのが魅力です。
ラグゼ EG X アルティメイト(がまかつ)


ラグゼ EG X アルティメイトは、究極の軽量性と感度を狙ったエギングロッドです。
メイン素材にTORAYCA M40Xを採用し、全機種へカーボンソリッドティップを搭載。反響感度だけでなく荷重変化の察知能力にも優れます。
余計なものを削ぎ落とした尖った設計なので、軽さと情報量を最優先する人に刺さるシリーズです。
23カリスタ(ヤマガブランクス)


23カリスタは、「楽に投げる・楽にシャクる」を高いレベルで実現したヤマガブランクスのエギングロッドです。
軽い力でブランクを曲げ込み、反発力を使ってエギを飛ばせるため、カタログ自重だけでは語れない軽快さが魅力。
曲げて投げる気持ちよさや、ブランク全体でエギを操作する感覚を重視する人に向いています。
まとめ


エメラルダス ストイスト STは、SMTをはじめとする繊細なティップと、しなやかなブランクで流れを捉える最高峰エギングロッドです。
価格はかなり高く、金属ティップの感触にも好みが出ます。
それでも、ドリフトやテンションフォール中のわずかな荷重変化を読み、エギが潮に乗る感覚まで楽しみたい人には唯一無二。
気になる1本が見つかった方は、入手を検討してみてはいかがでしょうか。












