2026年、メジャークラフトから発売された、待望の最高峰エギングロッド「エギゾースト7G」。
大好評の「エギゾースト5G」を全体的にアップグレードしたような仕様で、実売価格は4万円台〜。最高峰にふさわしい豪華な装備と、コストパフォーマンスの高さを兼ね備えたロッドです。
高性能な素材やパーツを使いながら、価格はしっかり抑える。メジャークラフトらしさが感じられる最上位モデルに仕上がっています。
とはいえ、他社の競合ロッドも魅力的ですし、下位のエギゾースト5Gもかなりの評判。発売から日が浅く、口コミが少ない点も気になるところです。
この記事では、エギゾースト7Gの仕様や口コミ、全5機種の選び方、5Gや他社製品との違いをまとめます。購入を検討している人は、チェックしてみてください。
管理人ども、管理人っす。
釣りメディアのライター / ディレクターとして、これまで1000本以上の釣り記事の執筆&編集を経験。
釣り歴10年以上の雑食アングラー。実釣とメディア業で培った知識をもとに関心があるジャンルの釣具情報をお届けします。
エギゾースト7Gの特徴と仕様


エギゾースト7Gは、メジャークラフトのエギングロッドで最上位に位置するシリーズです。
先進的なカーボン素材や独自のブランク製法に加え、ガイドやリールシートにも高級パーツを採用。ブランクから手元まで、最上位らしいセッティングになっています。
メジャークラフトのエギングロッドを、価格や特徴とともに並べると以下のとおりです。
| 製品 | 実売価格目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| エギゾースト7G | 48,000円 | T1100G+M40X、R360製法を採用。トルザイトガイドやNVSSシートを備えた、性能と装備にこだわる最高峰モデル。 |
| エギゾースト5G | 25,000円 | T1100GとR360製法を採用。ブレを抑えたシャープな操作性と、優れたコストパフォーマンスが魅力の本格派。 |
| エギゾースト3G | 20,000円 | T1100GとR360製法を採用。70g台の超軽量モデルもあり、軽さと操作性に特化した高コスパシリーズ。 |
| エギゾースト1G | 14,000円 | 投げやすさとシャクリやすさを追求した設計。適度な粘りも備え、初心者から長く愛用できる実力派モデル。 |
| 24ソルパラ エギング | 11,000円 | 扱いやすい中弾性カーボンと富士Kガイドを採用。基本性能が充実した、入門者におすすめのスタンダードモデル。 |
| 26ファーストキャスト エギング | 7,500円 | 低価格ながら中弾性カーボンと富士Kガイドを採用。軽量なMLモデルもそろう、手軽に始めたい人向けの入門機。 |
ここからは、エギゾースト7Gの仕様をもう少し詳しく見ていきましょう。
M40X+T1100Gの高性能ブランク


ロッドの根幹となるカーボン素材には、東レの「トレカM40X」と「トレカT1100G」を採用しています。
どちらも、高い強度と弾性を追求した高性能カーボン素材です。これらを適材適所に配置することで、軽さ・感度・反発力・強度をバランスよく高めています。
エギングで恩恵を感じやすいのは、シャクリへの反応のよさと、手元へ伝わる情報の豊富さでしょう。
ロッドを動かしたときの反応が鋭く、エギをキビキビ操作しやすい。さらに、潮流の変化や着底、イカの微妙なアタリも感じ取りやすくなります。
軽快にシャクりながら、水中の情報もしっかり拾いたい。そんなエギングロッドに求められる性能を、高品質な素材で支えているわけです。
ネジレやツブレを抑えるR360構造
ブランク周りでもうひとつ注目したいのが、メジャークラフト独自の「R360構造」です。
カーボン繊維を縦・右斜め・左斜め・横の多方向に配置し、さまざまな方向から加わる力に対応する製法。ブランクの変形を抑え、ネジレやツブレへの強さを高めています。


こうした補強は、強度だけでなく、感度や操作性の向上にもつながります。
キャストやシャクリの際に余計な変形が起こりにくく、ブレの少ないシャープな操作感を得やすいのが利点です。
効率よくブランクを強化できるため、軽量化にも貢献。高性能なカーボン素材とR360構造を組み合わせ、軽さとシャープさ、安心感のある強度を両立しています。
軽量なチタン+トルザイトガイド


ガイドには、チタンフレームとトルザイトリングを採用しています。
軽さと耐久性に優れ、感度や振り抜けのよさも期待できる、高価格帯ロッドでは定番の組み合わせです。
それぞれの特徴を整理すると、以下のとおり。
- チタンフレーム:ステンレスより軽量で、耐食性にも優れる素材。海水に触れるエギングにも好相性です。
- トルザイトリング:富士工業の高級セラミックリング。薄肉・軽量で、ラインの滑りや保護性能にも優れています。
ガイドが軽くなると、ロッドを軽快に振りやすくなり、長時間シャクり続ける際の負担軽減にもつながります。
特に穂先側の軽量化は、タックルバランスや感度、操作性にも関わる部分。ブランクの性能を生かすうえでも、うれしいセッティングです。
握り心地にこだわる技徳NVSSシート


リールシートには、富士工業の高級パーツブランド「技徳」シリーズのNVSSを搭載しています。
下位のエギゾースト5Gから、手元のパーツもしっかりグレードアップされているわけです。
NVSSは、チタンと長繊維カーボン強化樹脂を組み合わせた「TCH技術」により、高強度・高剛性・軽量性を追求したリールシート。技徳シリーズは、日本製にこだわって展開されているプレミアムパーツブランドです。
形状は細身で、手にフィットしやすいデザイン。握り込んだときに、ロッドとの一体感を得やすくなっています。
さらに、リールシートとフードナットの段差を抑えた「バリアフリー構造」により、握り心地にも配慮されています。
グリップ前方が短めのダウンロック式なので、ブランクに直接指を触れやすいのもポイントです。
エギゾースト5Gとの違い


一つ下のグレードであるエギゾースト5Gと比べると、7Gは実売で2万円ほど高価です。
そのぶん、カーボン素材やガイド、リールシートが豪華になっています。
| 比較項目 | 7G | 5G |
|---|---|---|
| 実売価格目安 | 48,000円 | 25,000円 |
| カーボン素材 | M40X、T1100G | T1100G |
| R360構造 | ◯ | ◯ |
| ガイドセッティング | チタンフレーム+トルザイトリング | 富士Kフレーム+SiC-Sリング、穂先にカーボンフレームガイド |
| リールシート | 技徳NVSS(チタン+カーボン強化樹脂) | 富士工業VSS |
両シリーズともR360構造を採用していますが、7GにはM40Xが加わり、ガイドとリールシートも上位のセッティングになっています。
コスパに定評のある5Gを、全体的に磨き上げたような仕様。価格差に見合うだけの装備の違いはあるでしょう。
もちろん相応に値段は上がりますが、素材やパーツまでこだわりたい人なら、追加で2万円ほど出す価値はあるんじゃないかと思います。
とはいえ、5Gも実売2万円台とは思えないほど豪華です。
トレカT1100Gに、多方向へカーボン繊維を配置するR360構造。この組み合わせを実売2万円台で手に入れられるのは、他社製品を見渡してもかなり魅力的です。
より上質な仕様を求めるなら7G。コストパフォーマンスを優先するなら5Gも有力、という関係ですね。
エギゾースト7Gの口コミと気になる点


エギゾースト7Gは2026年発売で、まだ登場から日が浅いロッドです。高価格帯の製品でもあるため、口コミは多くありません。
そんななか、現時点で見られるユーザー評価は全体的に良好です。
特に評価されているのは、軽さや感度、シャープな張り、操作性といった部分。高価格帯のエギングロッドに求められる性能が、順当に評価されている印象です。
軽さや感度、実釣時の操作感については、以下のような声が見られます。
軽くて張りがあって使いやすいです。
Yahooショッピング|対象機種:822ML
おすすめです。
EZ7-852MLを購入。
Yahooショッピング|対象機種:852ML
カラマレッティーUXの862Mを長年使用してきました。
こちらと比べての使用感となります。
7GはMLなのにパリパリのパツンパツンって感じです!
Mくらいパワーあるしバッドエンドも短くなってるので8.5fでもかなりショートロッドに感じました!
ティップもバットもかなり細いのにこの安心感はなんなんだろう!?
インプレ通り
シャンシャンシュンシュンしゃくりあげたい人には不向きなロッドだと思います。
感度はバッチリ!伝わりやすいし重量もかなり軽い!
個人的にはグリップあたりのデザインが好きです。ww
秋はもちろん春も余裕でやり取りできそうな感じで
素晴らしいロッドだと思います!
852MLや822Mでは無いのですが、782ML/Mを使った感想で回答します
Yahoo知恵袋|対象機種:782ML/M
エギ3.5号(エギ王Kやライブを使用)が問題なく使える上で感度は現行セフィアエクスチューンより高いと感じました(以前所有していたので)。ストイストと比べたら分かりませんが値段にも納得が出来る感度だと思います。
またブランクスがめちゃくちゃ細いので見た目では頼りないとイメージする感じですが、1.5キロクラスを始め、複数杯かけましたが直ぐに上げることも出来ています。
テーパーも変に突っかかるところなく綺麗に曲がり、他のメジャークラフトロッドにあるロッドの継ぎ目部分の重さや太さも気にならない曲がりでした。
モデル的にディープな場所は苦手ですが検討中のモデルなら問題無いと思います。
見た目はダイワやシマノに譲ると思いますが、実釣性能で言えば引けは取らないと思います。
参考になれば幸いです
一方で、気になる点として挙げられているのは、以下のような項目です。
- 思っていたよりも硬い、張りが強い
- グリップ形状や外観の好みが分かれる
購入前に押さえておきたい部分なので、もう少し掘り下げておきます。
張りの強さには慣れが必要な場合も
高価格帯のロッドは、入門〜中級クラスと比べて、張りを強めに仕上げているものが多くあります。
これまでしなやかなロッドを使っていた人が乗り換えると、最初は「思ったより硬い」「シャクりにくい」と感じることもあるでしょう。
エギゾースト7Gについても、この張りの強さが気になる人はいるようです。
張りの感じ方や、使ってみての印象がわかる口コミもあります。
最初はハリがありすぎるかな〜と思いましたけど、結局シャキッとエギを動かすには良い硬さです。
Yahooショッピング|対象機種:782ML/M
キャスティングに関しても大きく振りかぶれない場所がメインなので使いやすいです。さらに軽いんで、ランガンには最適でした。
東レT1100GとM40Xを使っているとのこと
Yahooショッピング|対象機種:852ML
最新の素材がどうなるのかYoutubeの開発動画を見て気になってました。
まだ、釣果に結びついてはいませんが、セフィアTT 86MLに比べてちょっと固いかな~
ただ、飛距離は感覚で1割ほど遠くに飛ばせている感じがします。
とはいえ、張りのあるロッドは使ううちに慣れてくることも多いもの。使い込むほどに、シャキッとした操作感が心地よく感じられる場合もあります。
最初の違和感が、そのまま使いにくさとして残るとは限りません。張りの強さについては、慣れによって気にならなくなるケースも多いでしょう。
ダウンロック式グリップは好みが分かれる
グリップはオーソドックスな形状ですが、握り心地には当然好みが出てきます。
エギングロッドでは、ナットを下から上に向かって締めるアップロック式も多いなか、7Gはダウンロック式を採用しています。


これまでアップロック式を使っていた人は、握ったときの感触に違和感があるかもしれません。
仕様としては高級なNVSSシートですが、高価なパーツだから誰にでも握りやすい、というわけではない部分。ここは使い慣れたグリップや、個人の好みも関わってくるでしょう。
グリップについては、好みが分かれそうとしつつ、気に入っているという声もあります。
良いと思いますよ! MLを心配したいたのですがハリがあって硬めと言うか、良い感じの硬さです!
Yahooショッピング|対象機種:782ML/M
グリップは別れそうですね。 私は好きです。
外観はシンプルで落ち着いた印象
エギゾースト7Gの外観は、良くも悪くもシンプルです。


装飾にも力を入れている他社のハイエンドロッドと比べると、見た目が控えめで、チープに感じてしまう人もいるかもしれません。
華やかなデザインや、ひと目で高級感が伝わるロッドを好む人には、少し物足りない可能性があります。
一方で、シックで落ち着いた見た目が好きな人には刺さるデザインでしょう。
外観については、性能の優劣というより好みの問題。シンプルさをどう受け取るかで、評価が分かれるところかなと思います。
全5機種のラインナップと選び方


エギゾースト7Gは、全5機種のラインナップです。
| 型番 | 全長 | 自重 | エギ(号) | PEライン(号) | 継数 | 仕舞寸法 | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| EZ7-782ML/M | 7’8″ | 83g | 1.5〜3.5 | 0.4〜1.0 | 2本 | 121cm | RF |
| EZ7-822ML | 8’2″ | 86g | 1.5〜3.5 | 0.4〜1.0 | 2本 | 128cm | RF |
| EZ7-822M | 8’2″ | 90g | 2.0〜4.0 | 0.4〜1.2 | 2本 | 128cm | RF |
| EZ7-852ML | 8’5″ | 88g | 1.5〜3.5 | 0.4〜1.0 | 2本 | 133cm | RF |
| EZ7-852M | 8’5″ | 92g | 2.0〜4.0 | 0.4〜1.2 | 2本 | 133cm | RF |
構成としては、定番の4機種に、操作性を重視したショートモデルが1機種加わる形です。
定番となるのは、822ML・822M・852ML・852M。ざっくり選び分けるなら、硬さと長さをそれぞれ以下のように考えるとわかりやすいでしょう。
- ML:秋寄りのオールラウンドモデル
- M:春寄りのオールラウンドモデル
- 8ft2in:操作性重視
- 8ft5in:飛距離重視
例えば、操作性を重視し、小〜中型のイカを狙う秋エギングで使いたいなら822ML。飛距離を重視し、春の大型アオリイカを狙いたいなら852M、といった選び方です。
ショートモデルの782ML/Mは、飛距離を多少譲ってでも操作性にこだわりたい人や、ランガンに特化した1本が欲しい人に合います。
各機種の特徴は、以下をタップして確認できます。
EZ7-782ML/M|シャロー・サイト攻略
シリーズ最短となる7ft8inで、取り回しのよさが魅力のモデルです。
穂先から中間部は繊細に、手元側にはしっかりしたパワーを持たせたML/M設計。細かな操作と、イカを寄せる力を両立しています。
得意なのは、水深5m程度の浅場から、膝下ほどの超シャローまでをテンポよく探る釣り。障害物周りへエギを入れ、狙った場所を細かく攻略したい場面に向いています。
83gというシリーズ最軽量の自重も強みです。
見えているイカを狙うサイトフィッシングや、ポイントを次々と移動するランガン派におすすめ。遠投性能より、近距離での操作性を優先したい人に合う1本です。
EZ7-822ML|秋イカの数釣りに
秋の小型アオリイカを、テンポよく狙いたい人にぴったりのMLモデルです。
8ft2inの扱いやすい長さと、86gの軽量設計が特徴。キャストもシャクリも軽快にこなせます。
対応エギは1.5〜3.5号。浅場で小型エギを細かく動かす、ショートピッチジャークを得意としています。
堤防や小磯を歩いて探るランガンはもちろん、見えているイカへの繊細なアプローチにも好相性です。
秋の数釣りを中心に、軽快なエギングを楽しみたい人におすすめのモデルです。
EZ7-822M|幅広く使える万能モデル
8ft2inの軽快な取り回しと、Mクラスのパワーを両立した万能モデルです。
自重は90g。軽量なロッドをテンポよくシャクり、反発力でエギを鋭く跳ね上げるアクションを得意とします。
2〜4号のエギに対応し、秋の成長したイカから、春の大型狙いまで幅広くカバー。浅場に加えて深場も視野に入れやすく、季節や水深を問わず使えるのが強みです。
取り回しのよさを保ちつつ、ある程度のパワーも欲しい。そんな人に向いています。
7Gを1本でいろいろな釣りに使いたいなら、候補に入れておきたいモデルでしょう。
EZ7-852ML|繊細な誘いとライン操作に
8ft5inの長さを生かし、繊細な誘いとライン操作のしやすさを両立したMLモデルです。
エギをゆったり動かすアクションが得意で、潮の重みを感じ取りやすい繊細な穂先を備えています。
糸を張ってアタリを待つテンションフォールのような釣りにも好相性。エギの動きを丁寧にコントロールしながら、変化を感じ取りたい場面で活躍します。
長さがあるため、足場の高い堤防や磯でもラインをさばきやすいのが魅力です。
季節を通じて、繊細なエギングを楽しみたい人に向いています。
EZ7-852M|遠投・春の大型狙いに
シリーズで最もパワーを重視した、8ft5inのMクラスモデルです。
長さと反発力を生かした遠投に加え、エギを大きく跳ね上げる力強い誘いが得意。広い範囲を探りながら、大型のアオリイカを狙いたい人に合います。
一方で、糸フケを使うスラックジャークなら、沖の障害物周りでもエギの移動を抑え、じっくりアピールできます。
対応エギは2〜4号で、特におすすめなのは春の大型アオリイカ狙いです。
磯や足場の高い堤防はもちろん、広いサーフを探る釣りにも頼れる1本でしょう。
他社の有力ロッドと比較
エギゾースト7Gを検討するなら、同価格帯や近いグレードの他社製品も気になるところです。
競合しそうなロッドと実売価格をまとめると、以下のようになります。
| 製品 | メーカー | 実売価格目安 |
|---|---|---|
| 24エメラルダスAIR | ダイワ | 48,000円 |
| 26セフィア エクスチューン | シマノ | 64,000円 |
| ラグゼ EG X | がまかつ | 48,000円 |
| 24カラマレッティー・プロトタイプ | オリムピック | 56,000円 |
| エギゾースト7G | メジャークラフト | 48,000円 |
ここからは、自重やカーボン素材、各部のセッティングを比べながら、エギゾースト7Gの立ち位置を整理していきます。
自重|十分に軽いが最軽量ではない


まずは自重です。
できるだけ条件をそろえるため、各シリーズの8ft5in〜8ft6in・Mクラスを比較します。
| 製品 | 比較番手 | 自重 |
|---|---|---|
| 24エメラルダスAIR | 86M | 86g |
| ラグゼ EG X | S86M | 88g |
| 24カラマレッティー・プロトタイプ | 862M | 88g |
| エギゾースト7G | EZ7-852M | 92g |
| 26セフィア エクスチューン | S85M | 100g |
今回の比較で最も軽いのは、24エメラルダスAIRです。86Mで86gというのは、かなりの軽量設計。
次いで、ラグゼ EG Xと24カラマレッティー・プロトタイプが88gで並びます。
エギゾースト7GのEZ7-852Mは92g。十分に軽いものの、競合ロッドのなかで最軽量というわけではありません。
自重の軽さを最優先するなら、他社の一部製品のほうが魅力的でしょう。
とはいえ、最軽量の24エメラルダスAIRとの差は6gです。差があるのは確かですが、数字として極端に大きな開きではありません。
エギゾースト7Gは、軽さで一部の競合にわずかに譲るものの、十分に軽量なロッド。そんな評価になるかと思います。
カーボン素材|M40X採用でも手頃
ブランクに使われているカーボン素材は、以下のとおりです。
| 製品 | カーボン素材 | 実売価格目安 |
|---|---|---|
| 24エメラルダスAIR | SVFナノプラス | 48,000円 |
| 26セフィア エクスチューン | トレカM40X | 64,000円 |
| ラグゼ EG X | トレカT1100G | 48,000円 |
| 24カラマレッティー・プロトタイプ | トレカM40X+T1100G | 56,000円 |
| エギゾースト7G | トレカM40X+T1100G | 48,000円 |
比較しやすいのは、東レのトレカ系素材を使っている製品です。
26セフィア エクスチューンと24カラマレッティー・プロトタイプは、エギゾースト7Gと同じくトレカM40Xを採用しています。
そのなかで、エギゾースト7Gは実売価格を48,000円ほどに抑えています。M40Xを採用するロッドとして、価格面の魅力は大きいでしょう。
ダイワは独自のカーボン素材を使っているため、素材名だけで単純に比較するのは難しいところです。
とはいえ、樹脂を減らしながら、高弾性・高強度を目指すという大まかな方向性は共通しています。
エギゾースト7Gは、先進的な素材を採用しながら実売4万円台〜。カーボン素材と価格の組み合わせを見ると、コストパフォーマンスのよさが感じられます。
ブランク製法|各社がネジレ対策に注力
主なブランク製法についても、まとめておきます。
| 製品 | 主なブランク製法 | 実売価格目安 |
|---|---|---|
| 24エメラルダスAIR | X45 | 48,000円 |
| 26セフィア エクスチューン | スパイラルXコア、ハイパワーX | 64,000円 |
| ラグゼ EG X | ‐ | 48,000円 |
| 24カラマレッティー・プロトタイプ | G-MAPS | 56,000円 |
| エギゾースト7G | R360製法 | 48,000円 |
各社それぞれに名前を付けていますが、共通するのは、カーボン繊維の方向を分散させてネジレやツブレへの耐性を高める、という考え方です。
(がまかつは、製法やテクノロジーの名称を前面に押し出すタイプではありません。とはいえ、ネジレやツブレへの対策自体は行われているでしょう。)
名称や細かな構造に違いはあっても、狙っているのはパワーロスを抑え、張りのあるシャープな操作感と、ブレの少ないブランクを実現することです。


エギゾースト7Gも、R360構造によってこうした性能を追求しています。
他社の有力ロッドと同様に、素材だけでなく、繊維の配置や製法にも工夫を凝らしているわけですね。
ガイド|定番の高級仕様を採用
ガイドセッティングを比べると、以下のようになります。
| 製品 | ガイドセッティング |
|---|---|
| 24エメラルダスAIR | AGS(カーボンフレーム) |
| 26セフィア エクスチューン | フルXガイド |
| ラグゼ EG X | ティップ〜ベリーにLDB、バット部にトルザイトKガイド。ティップ部はチタン・SiC |
| 24カラマレッティー・プロトタイプ | チタンフレーム+トルザイトリング(トップのみSiC) |
| エギゾースト7G | チタンフレーム+トルザイトリング |
高価格帯ロッドの定番は、軽量で耐久性に優れるチタンフレームと、薄肉・軽量なトルザイトリングを中心としたセッティングです。
エギゾースト7Gや24カラマレッティー・プロトタイプ、ラグゼ EG Xは、この系統の組み合わせになっています。
一方、ダイワとシマノは、それぞれ独自のガイドを搭載しています。
ダイワのAGSは、カーボン製フレームを採用したガイドです。ブランクとの一体感が高く、高感度。さらに、チタンより軽量という強みもあります。
ガイドの軽さや感度に注目するなら、AGSを搭載するダイワ製品は魅力的かなと思います。
シマノのXガイドも、一般的なガイドに比べて空気抵抗が少なく、振り抜けがよく、軽量とうたわれている独自ガイドです。
26セフィア エクスチューンは、すべてのガイドにXガイドを搭載した「フルXガイド」仕様。この点で、他社製品との差別化が図られています。


エギゾースト7Gのガイドは、独自性で目を引くタイプではありませんが、高価格帯の定番となる豪華なセッティングです。
グリップ|NVSSシートが魅力
グリップやリールシートにも、それぞれの個性が表れています。
| 製品 | グリップ・リールシートの特徴 |
|---|---|
| 24エメラルダスAIR | カーボン強化樹脂製エアセンサーシート(スリムフィット)。ダウンロック、ブランクタッチ可能 |
| 26セフィア エクスチューン | サイドフラット形状のコルクグリップ+カーボンモノコックリアグリップ。アップロック |
| ラグゼ EG X | 中空構造のリザウンドグリップ。軽量化と振動伝達性を追求 |
| 24カラマレッティー・プロトタイプ | 富士工業VSSシート+EVAセパレートグリップ。ダウンロック |
| エギゾースト7G | 技徳NVSSシート(チタン+カーボン強化樹脂)。ダウンロック、ブランクタッチ可能 |
どれも高価格帯のロッドだけあって、手元の仕様にもこだわりが込められています。
なかでも特徴的なのは、26セフィア エクスチューンです。
フロントには、サイドが平らになったオリジナル形状のコルクグリップを採用。リアには、カーボンで一体成型したカーボンモノコックグリップを備えています。


カーボンモノコックグリップは重量がかさむ一方で、タックルバランスや感度向上に大きな恩恵がある仕様。見た目にも特別感があり、カッコイイです。
フロントのコルクも、手入れには多少手間がかかりますが、独特の風合いが魅力。個性的で、美しさも感じられます。
グリップの作り込みや見た目の魅力では、26セフィア エクスチューンが頭ひとつ抜けているかな、という印象です。
エギゾースト7Gは、定番のフォルムに、チタンとカーボン強化樹脂を使った技徳NVSSシートを組み合わせています。


24カラマレッティー・プロトタイプのVSSシートと比べると、素材や仕様をグレードアップした立ち位置といえるでしょう。
見た目はシンプルですが、使われているパーツは豪華。競合ロッドと比べても、十分に魅力のあるグリップセッティングです。
比較まとめ|総合的なコスパが強み
ここまでの比較を一覧にまとめると、以下のようになります。
| 比較項目 | エギゾースト7G | 24エメラルダスAIR | 26セフィア エクスチューン | ラグゼ EG X | 24カラマレッティー・プロトタイプ |
|---|---|---|---|---|---|
| メーカー | メジャークラフト | ダイワ | シマノ | がまかつ | オリムピック |
| 実売価格目安 | 48,000円 | 48,000円 | 64,000円 | 48,000円 | 56,000円 |
| 比較番手 | 852M | 86M | S85M | S86M | 862M |
| 自重 | 92g | 86g | 100g | 88g | 88g |
| カーボン素材 | トレカM40X+T1100G | SVFナノプラス | トレカM40X | トレカT1100G+高弾性カーボン | トレカM40X+T1100G |
| ブランク製法 | R360製法 | X45 | スパイラルXコア、ハイパワーX | 高弾性カーボンのコンポジット設計 | G-MAPS、スーパークワトログラファイトクロスLV |
| ガイド | チタンフレーム+トルザイト | AGS(カーボンフレーム) | フルXガイド(チタン系) | チタンフレーム+SiC・トルザイト | チタンフレーム+トルザイト(トップSiC) |
| グリップ | 技徳NVSSシート、ブランクタッチ | エアセンサーシート、ブランクタッチ | コルクグリップ、カーボンモノコック | リザウンドグリップ(中空構造) | 富士VSSシート、EVAセパレート |
エギゾースト7Gは実売4万円台〜で、今回取り上げた競合ロッドのなかでは、価格を抑えた部類に入ります。
それでいて、先進カーボン素材のトレカM40X+T1100G、独自のR360構造、チタンフレーム+トルザイトガイド、技徳NVSSシートと、各部の仕様は豪華です。
ブランクから手元までこだわりながら、この価格に収めているのは魅力でしょう。コスパに定評のある、メジャークラフトらしい最高峰ロッドだと思います。
とはいえ、他社の競合ロッドにも、それぞれ惹かれる部分があります。
- 軽さを重視するなら…:
24エメラルダスAIR、ラグゼ EG X、24カラマレッティー・プロトタイプ - グリップ周りの作り込みを重視するなら…:
26セフィア エクスチューン
このように、どこへこだわるかによっては、エギゾースト7G以上に魅力を感じる選択肢もあるでしょう。
総合的なコストパフォーマンスは優秀。ただし、軽さやグリップ、見た目など、細かな好みまで含めると、誰にとってもベストとは限りません。
各部の豪華さと価格のバランスを、どう評価するかが選ぶポイントになりそうです。
まとめ


メジャークラフトの最高峰エギングロッド「エギゾースト7G」は、実売4万円台〜で豪華な仕様を手に入れられるシリーズです。
M40X+T1100Gのカーボン素材に、R360製法。さらに、チタンフレーム+トルザイトガイドや技徳NVSSシートまで、ブランクからグリップまでこだわりが詰まっています。
下位のエギゾースト5Gと比べても、素材やパーツは全体的にグレードアップ。約2万円の価格差に見合う仕様になっているでしょう。
一方で、ライバルが多いのも確かです。
他社の競合ロッドには、軽さや独自のグリップなど、それぞれの強みがあります。価格を抑えたいなら、コスパの高さですこぶる好評な5Gも有力です。
また、発売から日が浅く、口コミが十分に出そろっていない点も押さえておきたいところ。
そうはいっても、豪華なセッティングと価格のバランスは魅力的です。数は少ないながら、口コミも好意的な評価が中心。総合的に見れば、十分に「買い」なロッドといえるんじゃないでしょうか。
仕様や価格に魅力を感じた人は、入手を検討してみてください。
