エギゾースト3Gは、コスパに定評のあるメジャークラフトが展開する、実売2万円前後のエギングロッドです。
最大の特徴は、価格からは想像できないほどの軽さ。84Mで自重78gと、高価格帯の軽量ロッドにも引けを取らないスペックを実現しています。
さらに、高級カーボン素材「トレカT1100G」と、独自の「R360構造」を採用。軽さだけでなく、ブランクの仕様も価格以上に豪華です。
これだけ聞くと、かなり優秀なロッドに思えますよね。ただし、ガイドやグリップなど、購入前に押さえておきたい弱点もあります。
この記事では、エギゾースト3Gの特徴や口コミ、機種の選び方を解説。上位の5Gや同価格帯のライバルとも比較しながら、実際のところ買いなのかを掘り下げていきます。
管理人ども、管理人っす。
釣りメディアのライター / ディレクターとして、これまで1000本以上の釣り記事の執筆&編集を経験。
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エギゾースト3Gの特徴と弱点


高価格帯にも迫る圧倒的な軽さ
エギゾースト3Gで、まず注目したいのが圧倒的な軽さです。
定番のEZ3-842Mは、8ft4inのMクラスで自重78g。実売2万円前後という価格帯を考えると、かなり目を引くスペックです。
その軽さは、高価格帯のロッドと比べても遜色ないレベル。軽量と評価されているエギングロッドと、長さや硬さが近いモデルの自重を比較すると、以下のようになります。
| 製品・モデル | 全長 | 自重 | 対応エギ | 実売価格目安 |
|---|---|---|---|---|
| ラグゼ EG X アルティメイト S86M-solid | 8’6″ | 69g | 2〜3.5号 | 約7.5万円 |
| エギゾースト3G EZ3-842M | 8’4″ | 78g | 2〜4号 | 約1.8万円 |
| エメラルダス ストイスト RT 84M | 8’4″ | 84g | 2.5〜4号 | 約7.8万円 |
| 24カラマレッティー・プロトタイプ 24GCALPS-862M | 8’6″ | 88g | 2.5〜4号 | 約5.5万円 |
最軽量クラスとして挙げられるのが「ラグゼ EG X アルティメイト」ですが、この比較ではエギゾースト3Gがそれに次ぐ軽さです。
長さや対応エギには違いがあるものの、高価格帯の軽量ロッドに混ざっても目立つ数字。価格差を考えると、これはかなり破格でしょう。
ロッドの軽さは、エギングで重要な感度や操作性に関わる要素。軽さを重視して選びたい人にとって、エギゾースト3Gはかなり魅力的な存在です。
もちろん、価格帯が近いライバルと比べても、その軽さは突出しています。
| 製品 | メーカー | 比較モデル | 自重 | 実売価格 |
|---|---|---|---|---|
| エギゾースト3G | メジャークラフト | EZ3-842M | 78g | 2.2万円 |
| エギゾースト5G | メジャークラフト | EZ5-862M | 91g | 2.5万円 |
| 26カラマレッティーUX | オリムピック | 26GCALUS-862M | 97g | 2.6万円 |
| 26エメラルダスMX | ダイワ | 86M・V | 102g | 2.5万円 |
| 23セフィアSS | シマノ | S86M | 105g | 2.5万円 |
競合ロッドが90〜100g台に並ぶなか、エギゾースト3Gは70g台。
軽さに特化したコンセプトが、数字にもはっきり表れています。同価格帯のなかでは、かなり目立つ存在ですね。
実売2万円前後でT1100Gを採用


ブランクの素材にも注目です。
エギゾースト3Gには、東レの高級カーボン素材「トレカT1100G」が採用されています。
T1100G自体は、ルアーロッドで広く使われている定番の高性能素材。ただし、実売2万円前後の製品に使われているとなると、話は別です。
T1100Gを採用している主なエギングロッドを並べると、以下のとおり。
| 製品 | メーカー | 実売価格(税込) | T1100Gの採用状況 |
|---|---|---|---|
| エギゾースト3G | メジャークラフト | 20,000円 | ブランクに採用 |
| エギゾースト5G | メジャークラフト | 25,000円 | ブランクに採用 |
| 26エギストTZ | テイルウォーク | 45,000円 | T1100G+M40X |
| エギゾースト7G | メジャークラフト | 45,000円 | T1100G+M40X |
| 24カラマレッティー・プロトタイプ | オリムピック | 52,000円 | T1100G+M40X |
| ラグゼ EG X | がまかつ | 57,000円 | ブランクにT1100G+ナノアロイ技術 |
| スキッドロウ インペリアル | エバーグリーン | 88,000円 | T1100G+M40X |
このなかで、実売2万円台以下に収まるのは、エギゾースト3Gと5Gの2製品のみです。
他社では、基本的に実売4万円台以上のロッドに使われている素材。それを実売2万円前後の3Gにも採用しているわけです。
ひとつ上の5Gでも、価格に対して豪華な素材を使っていることが話題になりました。さらに手頃な3Gにも搭載してくるあたり、さすがメジャークラフトといったところでしょう。
この価格でT1100Gを使えるのは、かなり魅力的です。
上位の5Gと共通するR360構造


素材に加え、メジャークラフト独自のブランク製法「R360構造」も採用しています。
カーボン繊維を縦・横・右斜め・左斜めの4方向に配置する、多軸構造です。
ブランクのネジレやブレを抑え、キャスト精度やエギの操作性を高める設計。高い強度と張りを確保しながら、軽量化も追求しています。
前述のT1100Gと、このR360構造の組み合わせは、ひとつ上位のエギゾースト5Gと共通です。
上位機と同じ素材・製法を採用しながら、実売価格は5,000円ほどリーズナブル。軽さだけでも驚きですが、ブランク周りの仕様も、なかなか規格外です。
性能に関わる部分へしっかり力を入れつつ、価格は抑える。コスパに定評のあるメジャークラフトらしいロッドといえるでしょう。
グリップは握り心地にクセあり


ここまで見ると、かなり魅力的なエギゾースト3G。ただし、気になる部分もあります。
口コミでも指摘されているのが、グリップの握りにくさです。
軽量化を重視しているため、フロントもリアも最小限の設計。特徴を整理すると、以下のようになります。
- フロント:ミニマルな形状で、握ったときに段差を感じやすい
- リア:エギングロッドとしては、かなり小さめ
しっかり握り込める一般的なエギングロッドというより、ライトゲームロッドに近い設計です。
このコンパクトさが軽さにつながっている一方で、握り心地には好みが出るところ。フロント・リアの両方について、握りにくいと感じている人も見られます。
軽さは魅力ですが、手元の使いやすさまで万人向けとはいかない。このあたりは、購入前に押さえておきたい部分ですね。
ガイドは価格帯を考えると物足りない


ガイドセッティングも、エギゾースト3Gの弱みのひとつです。
富士工業のKガイドを採用しており、ライントラブルを抑えやすい設計なのは好材料。ただし、気になるのはガイドリングの仕様です。
日本版の公式サイトには詳細な記載がありませんが、欧州版の公式サイトでは、Oリングの採用が案内されています。
Oリングは、実売1万円未満の手頃なロッドにも使われるリング。実売2万円前後のエギングロッドとして見ると、ガイドのグレードには物足りなさがあります。
T1100GやR360構造を採用し、圧倒的な軽さも実現しているぶん、ガイドではコストを抑えているのでしょう。
ガイドリングの違いが、実釣性能をそのまま大きく左右するわけではありません。ブランクへ予算を回すための、割り切ったコスト配分とも考えられます。
とはいえ、同価格帯の競合と比べると、ガイドの仕様で見劣りするのは気になるところ。そのぶん、素材や製法、軽さが魅力的という関係です。
エギゾースト3Gの口コミ
軽さ・感度・コスパが好評


エギゾースト3Gの口コミでは、以下のような点が評価されています。
- 圧倒的な軽さ
- 感度の高さと、操作時の軽快さ
- コストパフォーマンスの高さ
なかでも、特に目立つのが軽さに関する評価です。
前述のとおり、エギゾースト3Gは価格に似合わないほど軽量。この特徴は、スペック上の数字だけでなく、ユーザーの評価にも表れています。
軽さや扱いやすさについては、次のような口コミが見られます。
軽い!
軽いのでリールによってはバランスが取れないので、プレミアムなリールが欲しくなる。
しなりもいい感じでエギ、ルアーは楽に遠くに飛ばせた。
買って正解のロッドです。
Amazon|対象機種:812ML
また、感度や操作性についても好評です。
買い替え後の軽さや、感度のよさを評価する声もあります。
今まで使っていたエメラルダスMXの83ML-Sは90gで、エギゾースト3gの812MLは70gと大幅に軽く、扱いやすいです。
Yahooショッピング|対象機種:812ML
チューブラーで感度も良く気に入っています。
キロアップも普通に釣れました。
高級素材のT1100Gや独自のR360構造を採用し、ブランクの質を追求している点が、使用感の評価にもつながっているのでしょう。
軽さ・感度・操作性は、いずれもエギングで重視したい性能。ここに高評価が集まっているのは、エギゾースト3Gの大きな強みです。
ガイドやグリップに割り切りを感じる一方、軽さやブランクの性能にはしっかり力を入れている。そんな製品の方向性が、口コミからも見えてきます。
これらの性能を実売2万円前後で得られることから、総合的なコストパフォーマンスも評価されています。
仕様と価格のバランスへの満足度が伝わるのが、以下の口コミです。
この値段でこの仕様なら満足度高いです。なんと言ってもこの軽さと反響感度はこの値段では手に入らないと思います。812MLでも張りがある感じで私は扱い易いロッドでした。一投目から良型のアオリを釣ることが出来ました。ガイドがSICではない点とグリップ&ロッドエンド形状に好き嫌いが出ると思いますが、セカンドロッドとしては正解かな。因みに普段遣いはラグゼEGXアルティメイトです。
Yahooショッピング|対象機種:812ML
ロッドベルトがついてないですが、その他は何の不満もありません。価格帯から考えても最高のロッドだと思います。
Amazon|対象機種:842M
グリップと耐久性には気になる声も
一方で、ネガティブな口コミとして挙がっているのは、主に以下の2点です。
- グリップの握りづらさ
- 耐久性への不安
グリップは、軽量化のために割り切った部分といえるでしょう。
フロントは段差を感じやすい形状で、リアもエギングロッドとしてはかなり小さめ。どちらもミニマルな設計なので、しっかり握りたい人には合わない可能性があります。
握り心地を重視する人や、グリップ形状にこだわりがある人は、特に注意したいところです。
グリップについては、軽さを評価しつつ、握りにくさを指摘する声があります。
持った瞬間思わず「軽っ」って言ってしまう位とても軽量なんですが、軽さに拘ったせいか持ち辛くて扱い易いとは言えないです。握る部分のグリップが全然無いのでリールの上は特に握り難いです。キャストする時もロッドの下側のグリップが殆ど無いので持ち辛く投げ辛いです。軽さ故のデメリットなんでしょうね。
Yahooショッピング|対象機種:842ML
MLのロッドですが、若干細くて弱々しくはありますが、3.5号のエギをフルキャストしてシャクった感じは全く問題なく投げれるし普通にシャクれます。基本的な操作は問題ないのにグリップが殆ど無いのが残念ですね。
一方で、スケルトンタイプのリールシートにも違和感なく握れるという人もいます。手に合うかどうかで、印象が分かれる部分ですね。
とても軽いです。リールシートもスケルトンタイプですが違和感なく握ることができます。少し張りがあるので3号より下は難しく装飾の多くないエギをキビキビ動かすのに使用しています。シンプルなエギが一番動きを感じることができます。
Yahooショッピング|対象機種:842M
また、「折れた」という口コミも複数見られます。
破損を報告する口コミには、次のようなものがあります。
1投目で根本から折れました
軽さ重視で強度が無い様に感じました
Amazon|対象機種:812ML
最高クラスの軽さは伊達じゃなかった とても軽く使いやすい竿でした 私はグリップも違和感なく使えました 使ってすぐにバット部分が折れましたがメーカーが無償修理してくれました
Yahooショッピング|対象機種:842M
軽量化に特化したロッドだけに、耐久性を気にする声は押さえておきたい部分。軽さの裏にある繊細さも意識して、取り扱いには気を配りたいですね。
ただし、破損の口コミだけで、すべての使用状況における耐久性を判断できるわけではありません。購入を検討するうえで、気になる評価のひとつとして見ておくのがよいでしょう。
一方で、耐久性も含めて評価している人もいます。使用した状況や扱い方までは揃わないため、良い声と気になる声の両方を参考にしたいところです。
価格帯に対して、軽さ、感度、使用感、耐久性も良いです。ガイドリングがちょっと安っぽい感じなのだけが気になりますが、もう十分です。これを残して他の高い価格帯のエギング竿は全部売りました!
Yahooショッピング|対象機種:842ML
ライトゲームとの兼用を考える人も
少し面白いのが、ライトゲーム用として購入したという口コミも複数あることです。
軽量なブランクに、コンパクトなグリップ。エギングロッドでありながら、ライトゲームロッドに近い設計でもあるため、そうした用途で選ぶ人もいるようです。
エギングを楽しみつつ、アジングやメバリングの遠投用として兼用する。そんな使い方を考えている人にも、気になるロッドでしょう。
全8機種のラインナップと選び方


エギゾースト3Gは、全8機種のラインナップです。
発売当初の4機種に、ショートモデルとソリッドティップモデルの計4機種が追加された構成。定番モデルに加え、用途に特化した機種も選べるようになっています。
| 機種 | 全長 | 自重 | 対応エギ | 適合PE | 継数 | 仕舞寸法 | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| EZ3-762ML | 7’6″ | 非公表 | 1.5〜3.5号 | 0.4〜1.0号 | 2本 | 非公表 | RF |
| EZ3-812ML | 8’1″ | 70g | 1.5〜3.5号 | 0.4〜1.0号 | 2本 | 127cm | RF |
| EZ3-842ML | 8’4″ | 72g | 1.5〜3.5号 | 0.4〜1.0号 | 2本 | 131cm | RF |
| EZ3-762M | 7’6″ | 非公表 | 2.0〜4.0号 | 0.4〜1.2号 | 2本 | 非公表 | RF |
| EZ3-812M | 8’1″ | 74g | 2.0〜4.0号 | 0.4〜1.2号 | 2本 | 127cm | RF |
| EZ3-842M | 8’4″ | 78g | 2.0〜4.0号 | 0.4〜1.2号 | 2本 | 131cm | RF |
| EZ3-772ML+/S | 7’7″ | 非公表 | 1.5〜3.5号 | 0.4〜1.0号 | 2本 | 非公表 | RF |
| EZ3-822ML+/S | 8’2″ | 非公表 | 1.5〜3.5号 | 0.4〜1.0号 | 2本 | 非公表 | RF |
そのなかでも、幅広い人におすすめしやすいのは、812ML・842ML・812M・842Mの4機種です。
いずれもオールシーズン使える汎用性があり、活躍の幅が広いモデル。まずは、硬さと長さをそれぞれ選ぶと考えるとわかりやすいでしょう。
- ML:秋寄りで、マイルドな使用感を好む人向け
- M:春寄りで、パワーを重視する人向け
- 81:操作性重視
- 84:飛距離重視
秋を中心に使いたいのか、春も意識してパワーを持たせたいのか。取り回しと飛距離のどちらに寄せたいのか。
この2つを軸にすると、自分に合うモデルを絞りやすくなります。
特化型は釣り方に合わせて選ぶ


追加されたショートモデルやソリッドティップモデルは、用途がはっきりした特化型です。
ショートモデルは、小場所の攻略やランガンを重視したい人向け。長さを抑えたロッドで、軽快に操作したい場合に候補になります。
ソリッドティップモデルは、アクションを抑え、流れを利用して攻略したい人向けです。
どちらも、使い方が合えば魅力的な選択肢。ただし、誰にでもおすすめできるタイプというわけではありません。
特に用途が決まっていないなら、まずは定番の4機種から検討するのが無難でしょう。
各機種の特徴は、機種名をタップして確認できます。
EZ3-762ML
7フィート6インチの短さを生かし、漁港やシャローエリアを軽快に探れるショートモデル。2.5〜3号のエギを軸に、秋の小型イカをテンポよく狙う釣りに向いています。穂先が繊細なので、見えているイカに対して細かく誘いを入れたい場面にも好相性。取り回しを優先したい人におすすめの1本です。
EZ3-812ML
8フィート1インチの扱いやすさと、MLならではのしなやかさが持ち味。2.5〜3号のエギを使った秋の数釣りを得意とし、ポイントを移動しながら手返しよく探れます。自重70gと非常に軽く、シャクリを繰り返す釣りでも軽快な操作感が期待できます。飛距離よりも動かしやすさを重視する人に向いた定番モデルです。
EZ3-842ML
8フィート4インチの長さを生かし、軽めのエギを遠くまで届けて広い範囲を探れるMLモデル。足場の高い堤防や磯場でもラインをコントロールしやすく、風や潮流に合わせた糸ふけの調整にも役立ちます。自重72gと軽量なので、長めのロッドでも操作の負担を抑えたい人におすすめ。秋を中心に広範囲を探る釣りで頼れる1本です。
EZ3-762M
7フィート6インチのショートレングスに、3.5号のエギをしっかり動かせるMパワーを組み合わせたモデル。小場所をテンポよく探ったり、立ち位置を変えながら積極的に攻めたりする釣りが得意です。取り回しのよさからボートでのキャスティングにも対応。短くてもパワーは欲しいという人にぴったりの1本です。
EZ3-812M
8フィート1インチの操作しやすい長さと、春の大型イカにも対応するパワーを両立したMモデル。秋の数釣りから春の親イカ狙いまで、季節を問わず幅広く活躍します。自重74gと軽く、3〜3.5号のエギをテンポよくシャクりたい場面にも好相性。飛距離より軽快な操作感を優先するなら、まず候補に入れたい1本です。
EZ3-842M
8フィート4インチの長さとMクラスのパワーを備えた、オールシーズン対応のスタンダードモデル。遠投した先でもエギにしっかりアクションを与えやすく、とくに春の大型イカを狙う釣りに向いています。自重は78gと、この長さ・硬さではかなり軽量。飛距離と操作性の両方を重視し、1本で幅広く楽しみたい人におすすめです。
EZ3-772ML+/S
7フィート7インチの短いブランクに、繊細なソリッドティップを組み合わせたモデル。イカがエギに触れたときの小さな変化を穂先の動きで捉えやすく、目でアタリを取る釣りに向いています。一方、ベリーからバットには十分なパワーを持たせてあり、春の大型イカにも対応。近距離で繊細に誘いつつ、掛けたあとはしっかり寄せたい人におすすめです。
EZ3-822ML+/S
8フィート2インチの扱いやすい長さに、しなやかなソリッドティップを採用したモデル。エギを不自然に跳ね上げず、穏やかに動かして見せたい場面に強みがあります。低活性でエギをなかなか抱かないイカに対しても、違和感を抑えた誘いを展開しやすい設計。強くシャクる釣りより、ナチュラルな操作でじっくり攻略したい人に向いています。
3Gと5G、どっちを選ぶ?
無難におすすめできるのは5G
メジャークラフトには、コスパの高さで人気の「エギゾースト5G」もあります。


3Gとは隣り合うグレードで、価格差も比較的小さめ。どちらを選ぶべきか、迷っている人も多いでしょう。
結論からいうと、幅広い人におすすめしやすいのはエギゾースト5Gです。
3Gの圧倒的な軽さは魅力ですが、ミニマルなグリップの握り心地や、耐久性を気にする口コミは見過ごしにくい部分。軽さを追求するために割り切ったところが、自分に合うかどうかで評価が変わります。
両シリーズの自重を比較すると、以下のとおりです。
| 5Gのモデル・自重 | 3Gのモデル・自重 | 重量差 |
|---|---|---|
| EZ5-832ML(8.3ft):85g | EZ3-842ML(8.4ft):72g | 3Gが13g軽い |
| EZ5-862ML(8.6ft):87g | EZ3-842ML(8.4ft):72g | 3Gが15g軽い |
| EZ5-832M(8.3ft):88g | EZ3-842M(8.4ft):78g | 3Gが10g軽い |
| EZ5-862M(8.6ft):91g | EZ3-842M(8.4ft):78g | 3Gが13g軽い |
長さに違いはありますが、3Gが10〜15gほど軽い組み合わせになっています。
この差は、軽さにこだわる人にとっては魅力的でしょう。ただし、5Gも十分に軽量なロッドです。
実売2万円台の主な競合と比べると、その軽さがわかります。
| 製品 | メーカー | 実売価格目安 | 類似モデルの自重 |
|---|---|---|---|
| エギゾースト5G | メジャークラフト | 2.5万円 | EZ5-862M:91g |
| エギストSD | テイルウォーク | 2.7万円 | S86M:91g |
| ラグゼ EG S | がまかつ | 2.9万円 | S86M:96g |
| 26カラマレッティーUX | オリムピック | 2.6万円 | 26GCALUS-862M:97g |
| 26エメラルダスMX | ダイワ | 2.5万円 | 86M・V:102g |
| 23セフィアSS | シマノ | 2.5万円 | S86M:105g |
5Gの86Mは91g。同価格帯でもトップクラスに軽い部類です。
3Gが飛び抜けて軽いので目立ちにくいですが、5Gも軽量性ではかなり優秀というわけですね。
グリップとガイドは5Gが魅力的


5Gは、グリップも定番の設計です。
フロントは段差が少なく、しっかり握り込みやすい形状。リアも3Gより長さがあり、握るためのスペースが確保されています。
3Gの極端にコンパクトなグリップに不安がある人には、5Gのほうが選びやすいでしょう。
また、3Gほど軽量化に振り切っていないこともあり、耐久性の面でも5Gに安心感を持ちやすいところです。
素材やパーツの主な違いは、以下のとおり。
| エギゾースト3G | エギゾースト5G | |
|---|---|---|
| 実売価格目安 | 2.0万円 | 2.5万円 |
| T1100G | ◯ | ◯ |
| R360構造 | ◯ | ◯ |
| ガイド | 富士工業製Kガイド(ステンレスフレーム+Oリング) | 富士工業製Kガイド(SiC-Sリング+ティップ部カーボンフレーム) |
| グリップ | SKSSリールシート+軽量EVAグリップ | VSSリールシート+EVAグリップ |
T1100GとR360構造は共通ですが、ガイドには大きな違いがあります。
3GはOリングを採用する一方、5GはSiC-Sリングを搭載。さらに、ティップ部には軽量なカーボンフレームを採用しています。
ブランクの素材・製法に加え、ガイドやグリップの仕様まで含めて見ると、5Gのバランスのよさが際立ちます。
3Gは軽さを最優先する人向け
こうした違いを踏まえると、迷ったときにおすすめしたいのは5Gです。
3Gは、実売2万円クラスとは思えないほど軽量。ただし、グリップのクセやガイドの物足りなさなど、気になる部分もはっきりしています。
「超軽量ロッドを使ってみたい。でも、予算はできるだけ抑えたい」
そんな人には、3Gがかなり面白い選択肢になるでしょう。
一方で、軽さに加えて握りやすさやパーツの仕様も重視したいなら、5Gのほうが満足しやすいと思います。
3Gは軽さに振り切ったロッド、5Gは軽さと使いやすさのバランスがよいロッド。そんな関係で考えると、選びやすいですね。
競合ロッドとの比較
エギゾースト3Gを検討するなら、実売2万円前後のロッドが主な比較対象になります。
1万円台後半〜2万円台前半を中心に、少し予算を広げると、以下のような製品が候補です。
| 製品 | メーカー | 実売価格 |
|---|---|---|
| エギゾースト3G | メジャークラフト | 2.2万円 |
| エギゾースト5G | メジャークラフト | 2.5万円 |
| 26カラマレッティーUX | オリムピック | 2.6万円 |
| 26エメラルダスMX | ダイワ | 2.5万円 |
| 23セフィアSS | シマノ | 2.5万円 |
ここからは、ブランク・軽さ・ガイド・グリップに分けて、それぞれの違いを見ていきましょう。
ブランクはT1100Gが光る
まずは、ブランクの素材や製法についてです。
| 製品 | ブランク素材 | 主要テクノロジー |
|---|---|---|
| エギゾースト3G | T1100G | R360構造 |
| エギゾースト5G | T1100G | R360構造 |
| 26カラマレッティーUX | グラファイトクロスLV | |
| 26エメラルダスMX | HVFナノプラス | X45、V-JOINT |
| 23セフィアSS | スパイラルX、ハイパワーX |
やはり目を引くのは、エギゾースト3G・5Gの「T1100G×R360構造」です。
この価格帯でT1100Gを採用しているのは、かなり豪華。ブランク仕様の魅力では、エギゾーストの2製品が抜きん出ています。
他社製品で注目したいのは、26エメラルダスMXです。


ダイワ独自の高品質カーボン素材「HVFナノプラス」に、ネジレを抑える「X45」を搭載。さらに、継部を強化しながら自然な曲がりを実現する「V-JOINT」も採用しています。
素材から補強構造、継部まで、独自のテクノロジーが充実した仕様です。
23セフィアSSも、シマノ独自の「スパイラルX」と「ハイパワーX」を搭載しています。


どちらもネジレを抑えるための技術で、ブレの少ないシャキッとした使用感を支えるもの。競合にも、それぞれ魅力的な工夫があります。
そのなかでも、高級素材をこの価格で使えるという点は、エギゾースト3Gのわかりやすい強みでしょう。
軽さは3Gが大きくリード
続いて、軽さを比較します。
| 製品 | 比較モデル | 全長 | 自重 | 最軽量モデルとの差 |
|---|---|---|---|---|
| エギゾースト3G | EZ3-842M | 8’4″ | 78g | — |
| エギゾースト5G | EZ5-862M | 8’6″ | 91g | +13g |
| 26カラマレッティーUX | 26GCALUS-862M | 8’6″ | 97g | +19g |
| 26エメラルダスMX | 86M・V | 8’6″ | 102g | +24g |
| 23セフィアSS | S86M | 8’6″ | 105g | +27g |
見てのとおり、エギゾースト3Gが大きくリードしています。
比較モデルでは、次に軽い5Gと13g差。ほかの競合とは19〜27gの差があり、実売2万円前後のロッドのなかでも、かなり軽量です。
次点の5Gも、8ft6inのMクラスで91gという優秀な数字。軽さでは、メジャークラフトの2製品が目立ちます。
メジャークラフトといえば、以前は公式スペックで自重を公開していないメーカーとして知られていました。そのイメージがある人にとっては、ここまで軽量化されているのは意外かもしれません。
ほかの競合は、おおむね100g前後です。
これらも重いロッドというわけではありませんが、最近のエギングロッドとして、特別に軽いとまではいかないところ。軽さを最優先するなら、3Gの存在感はかなり大きいでしょう。
ガイドの仕様は競合に見劣り
ガイドセッティングを並べると、以下のようになります。
| 製品 | ガイド仕様 |
|---|---|
| エギゾースト3G | 富士工業製ステンレスKフレーム+Oリング |
| エギゾースト5G | 富士工業製SiC-Sリング+ティップ部に軽量カーボンフレーム |
| 26カラマレッティーUX | ステンレスフレーム+SiCリング |
| 26エメラルダスMX | 非公表 |
| 23セフィアSS | ステンレスフレーム+SiCリング |
軽さでは圧倒的だった3Gですが、ガイドの仕様では見劣りします。
実売2万円クラスでOリングというのは、ぶっちゃけショボいです。
ブランクにコストをかける方針のロッドでも、実売1〜2万円台ならアルコナイトリングが使われることがあります。Oリングは、さらに手頃な実売1万円未満のロッドで見かけるリングです。
実売2万円台では、ステンレスフレームとSiCリングの組み合わせが定番。3Gは、同価格帯の標準的な仕様より、ガイドリングのグレードを抑えているわけです。
もちろん、Oリングだからといって、通常の実釣に大きな支障が出るという話ではありません。
ただし、パーツのグレードとして見れば、競合より2段階ほど控えめという評価になります。
軽さやブランクの豪華さを取る代わりに、ガイドには割り切りが必要。この特徴は、理解して選びたいところです。
グリップ重視なら他社も魅力的
続いて、リールシートやグリップの違いです。
| 製品 | リールシート・グリップ |
|---|---|
| エギゾースト3G | 富士工業SKSS系スケルトンシート+軽量EVA |
| エギゾースト5G | 富士工業VSSシート+握りやすさ重視のリアグリップ |
| 26カラマレッティーUX | 独自カーボンリールシート「OP-02」+EVAセパレート |
| 26エメラルダスMX | エアセンサースリムフィット+カーボンモノコックリアグリップ |
| 23セフィアSS | パーフェクションシートXT+立体成型EVA |
グリップ周りで、特に注目したいのは26エメラルダスMXです。
実売2万円台で、カーボンモノコックリアグリップを搭載。重量はやや増すものの、感度やタックルバランスの向上を狙った仕様で、見た目にも特別感があります。


フロントには、ダイワ独自の高感度リールシートを採用。手元の仕様を重視するなら、かなり魅力的な製品でしょう。
もうひとつ気になるのが、26カラマレッティーUXです。
カーボン繊維入りのオリジナルリールシート「OP-02」を採用。軽量・高感度と評判のグリップで、見た目にも少し特別感があります。


一方、エギゾースト3Gのグリップは、かなりクセのある設計です。
フロントは段差を感じやすく、リアも小さめ。競合と比べると、しっかり握りたい人には扱いにくい部類になるでしょう。
軽さに魅力を感じていても、握り心地が合わないと使いづらさにつながる部分。グリップ重視で選ぶなら、他社製品も含めて比較したいところです。
競合ロッドの仕様比較一覧
エギゾースト3Gと主な競合の仕様を、まとめて比較すると以下のとおりです。
| エギゾースト3G | エギゾースト5G | 26カラマレッティーUX | 26エメラルダスMX | 23セフィアSS | |
|---|---|---|---|---|---|
| メーカー | メジャークラフト | メジャークラフト | オリムピック | ダイワ | シマノ |
| 実売価格目安 | 2.2万円 | 2.6万円 | 2.4万円 | 2.5万円 | 2.6万円 |
| 比較モデル | EZ3-842M | EZ5-862M | 26GCALUS-862M | 86M・V | S86M |
| 自重 | 78g | 91g | 97g | 102g | 105g |
| ブランク素材 | T1100G | T1100G | HVFナノプラス | ||
| 主要構造・製法 | R360 | R360 | グラファイトクロスLV | X45、V-JOINT | スパイラルX、ハイパワーX |
| ガイド | ステンレスK+Oリング | SiC-S+ティップ部カーボンフレーム | ステンレス+SiC | 詳細非公表 | ステンレス+SiC |
| リールシート | 富士工業SKSS | 富士工業VSS | OP-02 | エアセンサースリムフィット | パーフェクションシートXT |
| グリップの特徴 | 軽量EVA | 握りやすさ重視 | カーボン強化樹脂シート | カーボンモノコックリアグリップ | 立体成型EVA |
エギゾースト3Gの魅力は、やはりT1100GとR360構造、そして84Mで78gという軽さです。
この価格帯で、高級素材と独自製法を採用し、ここまで軽量に仕上げているのはかなり魅力的。一方、ガイドのグレードやグリップの握りやすさには、明確な割り切りがあります。
長所も短所もはっきりしたロッドですね。
ひとつ上位のエギゾースト5Gは、同価格帯でもかなり有力な選択肢です。
T1100GとR360構造を採用しつつ、ガイドはSiC-Sリング、ティップ部にはカーボンフレームを搭載。それでいて十分に軽量で、口コミでも好評です。
実売2万円台で、ブランクやパーツ、軽さのバランスにこだわりたい人には、かなり魅力的でしょう。
ほかにも、カーボンモノコックグリップを備える26エメラルダスMXや、独自のOP-02シートを採用する26カラマレッティーUXなど、有力な競合が並びます。
実売2万円台は、なかなかの激戦区。メーカーにこだわりがなければ、各製品の特徴を比較し、自分が重視したい部分に合う1本を選ぶのがおすすめです。
まとめ|軽さにこだわる人には面白い1本


エギゾースト3Gは、軽さとブランク性能に特化した、かなり尖ったエギングロッドです。
84Mで78gという圧倒的な軽さに、T1100GとR360構造を組み合わせたブランク。実売2万円クラスで、この仕様を手にできるのは大きな魅力でしょう。
口コミでも、軽さ・感度・操作性・コスパが好評。エギングで重要な性能に、しっかり力を入れていることが伝わってきます。
一方で、ミニマルなグリップには好みが分かれ、ガイドも価格帯を考えると物足りない仕様です。耐久性を気にする口コミも、購入前に押さえておきたいところでしょう。
幅広い人におすすめしやすいのは、バランスのよい上位モデルのエギゾースト5G。価格差も大きくないので、迷ったら5Gを推したいと思います。
ただ、軽さをとことん重視するなら、3Gならではの魅力は大きいです。
高価なロッドを買わずに、超軽量ロッドを使ってみたい。そんな人にとっては、かなり面白い選択肢になるでしょう。
何を重視するかで、評価が大きく変わるエギゾースト3G。軽さを最優先する人はぜひ候補に入れつつ、総合的な使いやすさを求める人は、5Gや他社の競合とも比較して選んでみてください。



