25エメラルダスXは、実売1万円台で入手できるシリーズの入門機。
エギングを本格的に始めたい人が、投げる・シャクる・アタリを取るという基本を身につけやすいダイワ自慢のエントリーロッドです。
この記事では、全10機種の選び方、上位の26エメラルダスMX、より手頃なエギングXとの違いまで、初めてでも迷わないように整理します。
管理人ども、管理人っす。
釣りメディアのライター / ディレクターとして、これまで1000本以上の釣り記事の執筆&編集を経験。
釣り歴10年以上の雑食アングラー。実釣とメディア業で培った知識をもとに関心があるジャンルの釣具情報をお届けします。
25エメラルダスXとは


25エメラルダスXは、ダイワのエギングブランド「エメラルダス」の入門向けエギングロッドです。実売価格は、おおむね13,000~16,000円が目安です。
| 製品 | 実売価格目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| エメラルダス ストイスト ST | 約7万~8万円 | SMTなどを使い、潮流や荷重変化を読みながら操作する最高峰モデル |
| エメラルダス ストイスト RT | 約7万~8万円 | 高弾性ブランクの張りと軽さ、鋭い操作感を追求した最高峰モデル |
| 24エメラルダス AIR | 約4.4万~4.8万円 | 86Mで86g。AGSとSVFナノプラスを備える軽量・高感度モデル |
| 26エメラルダス MX | 約2.3万~2.6万円 | 感度、操作性、扱いやすさのバランスに優れるステップアップ向けモデル |
| 25エメラルダス X | 約1.3万~1.6万円 | 投げる・シャクる基本動作を身につけやすい入門モデル |
軽くシャキッとした感触に適度なしなりを持たせ、バット部を「ブレーディングX」を採用した新設計ブランクが魅力。
遠くへエギを投げ、ロッドを動かしてエギにアクションを与え、フォール中の変化を感じるという基本動作を身に着けやすい設計となっています。


1万円台の低価格ロッドとは思えない上質なデザインや、
「エメラルダス」ブランドを冠するという所有感の高さも良いところ。
総合的なコスパが優秀な入門ロッドです。
25エメラルダスXの特徴/強み


25エメラルダスXの強みは、単に価格を抑えたロッドではなく、エギングの基本動作を気持ちよく続けるための装備をそろえていることです。
- 軽さとしなやかさを両立した新設計ブランク
- ブレーディングXによるバット部のネジレ対策
- 握りやすさに配慮したエアセンサーシート(スリム)
- 糸がらみを抑えるKガイド
- 釣り場で映えるエメラルダスらしい外観
基本動作がしやすい新設計ブランク


ブランクは、軽さとシャキッとした使用感を持ちながら、適度にしなるよう新設計されています。
Xはエギの重みをロッドに乗せて投げやすく、エギを動かす感覚をつかみやすい味付けです。
細身の設計は風を受けにくく、ロッド操作の邪魔を減らす狙いもあります。
秋の2.5~3号をテンポよく動かす釣りから、M・MH番手での春の大型狙いまで、まず「投げる・シャクる」を安定させたい人に向きます。
ブレーディングXでバット部を補強


バット部の最外層には、カーボンテープをX状に巻くブレーディングXを採用しています。
キャストやシャクリでロッドがねじれると、手元の力がエギへ伝わりにくくなります。
この補強はネジレによるパワーロスを抑え、細身のまま強さを確保するためのものです。
とくに3.5~4号を使うMクラスや、4.5号まで扱う83MHでは、エギをしっかり跳ね上げたい場面で役立ちます。
基本となるキャストとジャークの安定感に直結する重要なテクノロジーです。
エアセンサーシート(スリム)


リールシートには、カーボンファイバー入りのエアセンサーシート(スリム)を搭載しています。
軽量・高強度・高感度を狙った専用設計で、握ったときに手へ収まりやすいのが特徴です。



エギングは、キャストとシャクリを何度も繰り返す釣り。
長時間ロッドを操作するうえで、手元の握りやすさは見逃せないポイントです。
ライントラブルが少ないKガイド


ガイドには、糸がらみトラブルを抑えるKガイドを採用しています。
エギングでは、風でラインがたるんだ状態からキャストすることも多く、ガイドへラインが巻き付くとテンポよく釣りを続けられません。
エメラルダスカラーが映える上質なデザイン


細部には、エメラルダスを象徴するカラーを配置。
ブラック基調のロッドにグリーン系の差し色が入り、かなり高級感のあるデザインになっています。
何度も釣り場へ持ち出す道具は、見た目に納得できることも大切。
見た目のリッチさも「25エメラルダスX」の長所といえるでしょう。
25エメラルダスXの口コミ


25エメラルダスXの気になる口コミについても、簡単にまとめておきます。
ポジティブな口コミ
すごく軽く、シャクリの練習しましたが素人の私でもすんなりしゃくることができました!
Yahoo!ショッピング / 対象機種:86M・J
あたりが直接手に伝わって分かりやすい。この値段でめっちゃ良い買い物が出来ました。
Yahoo!ショッピング / 対象機種:86M・J
すごく軽いのと色が深青のラメが入っていて可愛いです。まだ使ってはいませんので使ったらコメント更新しようと思います。
楽天市場 / 対象機種:86ML・J
エギングで数回使用しましたが、今まで使っていた安物とは雲泥の差で驚きました。軽いし疲れにくい。何よりもデザインがカッコ良すぎます。
Yahoo!ショッピング / 対象機種:86M・J
ネガティブな口コミ
初めはシャクリがぎこちなくなりましたが、慣れてきます。
Yahoo!ショッピング / 対象機種:86M・J
5回目の釣行使用中に軽いシャクリで先端が2.5cmぐらい折れました。
Amazon / 対象機種:83M(アウトガイド)
25エメラルダスXの弱点/デメリット


25エメラルダスXのデメリットについてもまとめておきます。ポイントは以下の2点です。
- 上位モデルほどのシャープさはない
- マニアック番手の選択肢が少なめ
上位モデルほどのシャープさはない
25エメラルダスXは、エギング入門者向けのロッドであるため、
全体的なマイルド・しなやかな設計になっています。
強く弾き出すようなキャスト、スピーディーなビシバシアクションなど、
張りが強い上位機のような使い方にはそこまで向きません。
シャキッと張りがある上位機のような使用感を求める人は、
もう少し価格帯を上げるほうが満足度が高くなるでしょう。
マニアック番手の選択肢が少なめ
25エメラルダスXは全10機種構成で、入門ロッドとしては機種数は多め。
なんですけど、ソリッドティップモデルやパワー型モデルなど、マニアックな機種のラインナップは少ないです。
定番の機種が中心で選びやすい一方で、
特定の釣り方に特化したモデルがないというのは弱点のひとつです。



マニアックな機種が欲しい人は、26エメラルダスMX以上のグレードも視野に入れたほうが良きです。
25エメラルダスXの機種ラインナップ


25エメラルダスXは全10機種です。
| 機種 | 長さ | 仕舞 | 自重 | エギ | PE | 先径/元径 | カーボン |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 76UL-S | 2.29m | 118cm | 90g | 1.5~2.5号 | 0.2~0.4号 | 0.8/9.9mm | 96% |
| 79L-S | 2.36m | 122cm | 93g | 1.5~3.5号 | 0.3~0.8号 | 0.8/9.9mm | 93% |
| 79ML | 2.36m | 122cm | 93g | 1.8~3.5号 | 0.5~1.0号 | 1.4/9.9mm | 99% |
| 83ML | 2.51m | 130cm | 100g | 1.8~3.5号 | 0.5~1.0号 | 1.3/10.9mm | 99% |
| 86ML | 2.59m | 134cm | 103g | 1.8~3.5号 | 0.5~1.0号 | 1.3/10.9mm | 99% |
| 79M | 2.36m | 122cm | 95g | 2.5~4.0号 | 0.5~1.2号 | 1.4/9.9mm | 99% |
| 83M | 2.51m | 130cm | 103g | 2.5~4.0号 | 0.5~1.2号 | 1.4/10.9mm | 99% |
| 86M | 2.59m | 134cm | 106g | 2.5~4.0号 | 0.5~1.2号 | 1.4/10.9mm | 99% |
| 89M | 2.67m | 138cm | 109g | 2.5~4.0号 | 0.5~1.2号 | 1.4/10.9mm | 99% |
| 83MH | 2.51m | 130cm | 106g | 3.0~4.5号 | 0.6~1.2号 | 1.4/10.9mm | 99% |
各機種の特徴は以下にまとめていますので、気になる機種をタップで開いてご確認ください。
各機種の特徴(タップで開く)
76UL-S
1.5~2.5号を扱うライトエギング用のショートモデルです。メガトップ採用のソリッドティップが小さなアタリを穂先に出しやすく、港のヒイカ、スルメイカ、ヤリイカに向きます。
遠投や大型アオリイカ狙いより、軽いエギを近距離で丁寧に操作したい人向けです。
79L-S
秋の新子を細いラインと小型エギで狙うためのライトモデルです。1.5~3.5号まで対応し、メガトップで繊細な変化を追いやすい設計です。
スレたイカへ強く見せすぎず、しなやかなシャクリとフォールで誘いたい人に合います。秋中心でも3.5号を使う可能性がある人の候補になります。
79ML
軽快なショートレングスで、1.8~3.5号をテンポよく扱うモデルです。港内や小磯をランガンし、短いストロークのジャークで広く探る釣りにぴったりです。
8ft台後半が長く感じる人にも扱いやすく、秋の数釣りを機動力重視で楽しみたい人へおすすめです。
83ML
79MLより少し飛距離がほしい人に合う、操作性と遠投性のバランス型です。対応エギは1.8~3.5号で、秋の2.5~3号が主役です。
堤防や小磯でランガンしつつ、必要な場面では沖の潮目も狙いたいときに使いやすい長さです。
86ML
2.5~3号を遠投し、じっくり探る秋エギングの定番候補です。8.6ftの長さを生かしてエギを高く跳ね上げるロングジャークにも対応します。
4号を多用せず、軽めのエギの操作性と飛距離を両立したい人に向きます。最初の秋エギング用としても選びやすい一本です。
79M
2.5~4号をカバーする、パワーと軽快さを両立したショート万能機です。短いぶん、キャスト後にすぐジャークへ移りやすく、小場所でリズミカルにエギを動かせます。
秋から春まで一本で使いたいものの、8.6ftの取り回しが苦手な人に適しています。
83M
2.5~4号を使うMパワーに、ショート寄りの操作性を組み合わせたモデルです。3.5号を中心に、堤防や小磯でテンポよく探る釣りに好相性です。
86Mほどの遠投性能は求めず、ジャークのしやすさと汎用性を優先したい人に向きます。
86M
秋の数釣りから春の大型まで対応する、シリーズの中心となる万能番手です。対応エギは2.5~4号です。
飛距離、操作性、パワーのバランスがよく、最初のエギングロッドで迷ったら基準にしやすいモデルです。よく行く釣り場や季節がまだ定まっていない人にもおすすめできます。
89M
2.67mの長さを生かし、沖の潮目や高い足場を狙う遠投モデルです。磯、大型堤防、サーフで飛距離を出したい人に適します。
向かい風のなかでもエギを遠くへ届けたい場面で候補になります。短いロッドより取り回しは落ちるため、近距離中心なら86M以下が扱いやすいでしょう。
83MH
3~4.5号のエギを中心に、初冬から春の深場・大型アオリイカを狙うパワーモデルです。Mより強いバットで重いエギを操作しやすく、潮が速い場所や水深のある釣り場で頼りになります。
秋の小型エギを軽快に使うならMLやM、春の一発を優先するなら83MHが適任です。
25エメラルダスXと他グレードを比較
25エメラルダスXと隣り合うグレードを比較してみましょう。
26エメラルダスMXと比較


| 比較項目 | 25エメラルダスX 86M | 26エメラルダスMX 86M |
|---|---|---|
| 実売目安 | 約14,000~16,000円 | 約24,000~28,000円 |
| 自重 | 106g | 102g |
| ブランク素材 | HVFカーボン | HVFナノプラス |
| ネジレ対策 | ブレーディングX | X45 |
| 継部 | 逆並継 | V-JOINT+逆並継 |
| リールシート | エアセンサーシート(スリム) | エアセンサースリムフィット |
| リアグリップ | EVA | カーボンモノコック |
| 対応エギ | 2.5~4.0号 | 2.5~4.0号 |
「26エメラルダスMX」は、「25エメラルダスX」のひとつ上位のグレード。
価格差は約1万円ほどです。
上位の26エメラルダスMXは、ブランクからグリップまで全体的に豪華な設計です。
特に注目なのは、シリーズで唯一搭載されているカーボンモノコックグリップ。ブランクと一体成型された中空のカーボン製リアグリップは、感度アップに貢献します。
ブランクの仕様も「HVFナノプラス」「X45」「V-JOINT」が25エメラルダスXには非搭載です。
スペック的には上位の26エメラルダスMXがだいぶ魅力的。予算に余裕がある人、性能重視な人はMXがオススメです。
とはいえ、約1万円安く買える「25エメラルダスX」のコスパも魅力的。
入門ロッドとしては十分すぎるほどの性能があり、価格を抑えたいならこちらのほうが有力。
投げやすくシャクりやすいマイルドな設計も、初心者さんにとっては頼もしいポイント。
はじめての1本をお探しの方にもオススメです。
エギングXと比較


| 比較項目 | 25エメラルダスX 86M | エギングX 86M |
|---|---|---|
| 実売目安 | 約14,000~16,000円 | 約10,000~12,000円 |
| 自重 | 106g | 113g |
| ブランク素材 | HVFカーボン | |
| バット補強 | ブレーディングX | ブレーディングX |
| リールシート | エアセンサーシート(スリム) | FUJI VSS |
| ガイド | Kガイド | Kガイド |
| 対応エギ | 2.5~4.0号 | 2.5~4.0号 |
| 選びどころ | 軽さ・握りやすさ | 初期費用の低さ |
「エギングX」は、「25エメラルダスX」のひとつ下のグレード。
価格差はおよそ3,000円ほどです。
ともに「ブレーディングX」を採用し、投げやすさ・シャクりやすさを重視したブランクは似たような設計。
上位の「25エメラルダスX」の利点でいうと、
- 自重の軽さ
- オリジナルグリップ(エアセンサーシート)の搭載
- 「エメラルダス」ブランドを冠する
といった点が挙げられます。
このへんに魅力を感じる人は、数千円高くても「25エメラルダスX」を選ぶ価値があるといえるでしょう。
「エギングX」の良さとしては、主に価格の安さ。
ちょうど1万円ぐらいの値段で、25エメラルダスXに肉薄する性能を持っています。
価格帯や設計思想が近いため、性能は誤差レベルだと思われます。
「エメラルダス」ブランドにこだわりがない人は、「エギングX」を選ぶほうが満足度は高くなるかもです。
25エメラルダスXの競合ロッド
- 22セフィアBB(シマノ)
- エギゾースト1G(メジャークラフト)
- 23カラマレッティーUX(オリムピック)
22セフィアBB(シマノ)


22セフィアBBは、シマノのベーシックなエギングシリーズです。ブランクにはネジレを抑えるハイパワーXを採用し、アクション時の力を伝えやすくする設計です。
定番のM・MLだけでなく、SUL、L、MH、ソリッドティップなど選択肢が多く、秋の小型エギから春の大型まで釣り方に合わせて選べます。番手の豊富さを重視して選びたい人の有力候補です。
エギゾースト1G(メジャークラフト)


エギゾースト1Gは、上位シリーズの考え方を取り入れたメジャークラフトのベーシックなエギング専用ロッドです。新設計ブランクは、軽い力での遠投とジャークをしやすくすることを狙っています。
86MLと86Mを中心に、秋の軽量エギから3.5号前後を使う定番の釣りまでカバー。初めての専用ロッドでも、操作のしやすさを重視したい人に向きます。
23カラマレッティーUX(オリムピック)


23カラマレッティーUXは、カラマレッティーが培ってきた軽さ・感度・操作性の考え方を、UX製法で再構築したエギングロッドです。ショアモデルはショートな5112M-S、832ML、862Mをラインナップします。
近距離での操作、秋の軽いエギ、オールシーズンの万能用途から選べます。モデル数を絞っているぶん、目的が明確な人は選びやすいシリーズです。
まとめ


25エメラルダスXは、投げる・シャクる・フォールで変化を取るというエギングの基本を、無理なく覚えたい人に合うシリーズです。
新設計ブランク、ブレーディングX、エアセンサーシート(スリム)、Kガイドを備え、初めての専用ロッドとして必要な使いやすさを押さえています。
価格最優先ならエギングX、より上の感度や操作性まで求めるなら26エメラルダスMXも比較し、自分の釣行頻度に合う一本を探してみてください。






