21セフィアXRは、セフィアシリーズのなかでも特に価格と性能のバランスに優れた中堅モデルです。発売から年数は経っていますが、現在でも十分に通用する上位技術を多数搭載しています。
この記事では、21セフィアXRの実力を口コミやスペック、他モデルとの比較を交えながら、購入前に知っておきたいポイントまで整理します。
管理人ども、管理人っす。
釣りメディアのライター / ディレクターとして、これまで1000本以上の釣り記事の執筆&編集を経験。
釣り歴10年以上の雑食アングラー。実釣とメディア業で培った知識をもとに関心があるジャンルの釣具情報をお届けします。
21セフィアXRとは


21セフィアXRは、シマノ「セフィア」シリーズのちょうど中間に位置する中堅モデルです。
| 製品 | 実売価格目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 25セフィア リミテッド | 85,000円 | M46XやフルXガイドなど最高峰技術を惜しみなく投入 |
| 26セフィア エクスチューン | 63,000円 | M40XとフルXガイドを搭載したリミテッド直系の上位機 |
| 21セフィア XR | 32,000円 | スパイラルXコアやXガイドを備えた高コスパ中核モデル |
| 23セフィア SS | 25,000円 | スパイラルX搭載。性能と価格のバランスに優れる |
| 22セフィア BB | 15,000円 | 基本性能と豊富なラインナップが魅力のエントリーモデル |
| 25ソルティーアドバンス | 10,000円 | 1万円前後から選べる手頃なエギング対応モデル |
実売価格は3万円台前半が中心。上位機に採用されるテクノロジーを数多く搭載しながら、価格を比較的抑えているのが最大の魅力です。
21セフィアXRをひと言で表すなら、「価格に対して装備が豪華すぎる、高コスパな中堅機」といったところ。
ブランクには上位クラスのスパイラルXコアを採用。さらに、振動伝達性に優れるカーボンモノコックグリップや、シマノ独自のXガイドまで搭載しています。


これらは下位グレードには搭載されておらず、XR以上になると一気に仕様が豪華になります。
一方で、上位のセフィア エクスチューンやリミテッドとも複数のテクノロジーを共有。それでいて実売価格は3万円台前半なので、良い意味で価格と仕様が釣り合っていません。
「上位機ほどの予算は出せないけれど、本格的なセフィアを使いたい」という人には、かなり魅力的な選択肢です。
さらに、ラインナップは全15機種と非常に豊富。秋の小型アオリイカから春の大型狙い、ライトエギングまで幅広いスタイルをカバーできます。
21セフィアXRの特徴/強み
つづいては、21セフィアXRの特徴をもう少し詳しくみていきましょう。
注目したいポイントは、以下の5点です。
- スパイラルXコア搭載のブランク
- 「カーボンモノコックグリップ」を採用
- シマノ独自の「Xガイド」を搭載
- 圧倒的なお得感
- 機種特性に合わせたティップの使い分け
スパイラルXコア搭載のブランク
21セフィアXRのブランクには、シマノの上位ロッドにも採用される「スパイラルXコア」+「ハイパワーX」を搭載しています。


スパイラルXコアは、ブランクのネジレやつぶれを抑えるシマノ独自の高性能ブランク構造です。
シマノ公表値では、一般的な構造と比べてネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍。通常のスパイラルXと比べても、ネジリ強度は10%、つぶれ強度は15%向上しています。
キャストやジャークを繰り返すエギングでは、ロッドにネジレ方向の力が掛かりがち。スパイラルXコアによって余計なブレを抑えることで、ロッドへ入力した力をエギへ効率よく伝えやすくなります。


下位の23セフィアSSは通常の「スパイラルX」、22セフィアBBは「ハイパワーX」を採用。
スパイラルXコアを搭載するXRから、ブランク仕様が一気に上位機らしくなるのは大きなポイントです。
「カーボンモノコックグリップ」を採用
リアグリップには、中空のカーボン一体成型構造を採用した「カーボンモノコックグリップ」を搭載しています。


一般的なEVAグリップよりも硬質で、振動を吸収しにくいのが特徴。ブランクから伝わってきた情報を手元までダイレクトに届けやすく、感度アップへの貢献度が大きい装備です。


潮流の変化やエギの着底、エギが潮を受けている感覚など、水中の状態を把握しやすくなるのがメリット。
現行のショア用セフィアでは23セフィアSSや22セフィアBBには採用されておらず、上位の26セフィア エクスチューンや25セフィア リミテッドにも採用されています。
そのため、カーボンモノコックグリップはXRを選ぶ大きな理由のひとつといえるでしょう。
シマノ独自の「Xガイド」を搭載
ガイドには、シマノ独自開発の高性能ガイド「Xガイド」を搭載しています。
Xガイドは、軽量性・トラブルレス性能・キャスト性能を高いレベルで融合させたガイドです。


特にエギングではPEラインを使用し、ラインスラックを出しながら何度もシャクるため、ガイドへの糸絡みはストレスになりがち。
Xガイドによってライン絡みを抑えながら、快適にキャストやジャークを繰り返せるのが魅力です。
23セフィアSSはステンレスフレームSiCガイドで、Xガイドは非搭載。ここもXRと下位グレードを分ける明確な装備差です。
ただ、最新の26セフィア エクスチューンや25セフィア リミテッドは「フルXガイド」を搭載しています。
XRも十分豪華ですが、ガイド仕様まで最新上位機とまったく同じというわけではありません。
圧倒的なお得感
21セフィアXRの最大の魅力といってもいいのが、価格に対する装備の豪華さです。
実売価格は3万円台前半が中心。それでいて、
- スパイラルXコア
- カーボンモノコックグリップ
- Xガイド
といった、下位グレードにはない上位テクノロジーをまとめて搭載しています。


セフィアシリーズは、XR以上とXR未満で装備の豪華さが大きく変わるのがポイントです。
「シマノの上位テクノロジーを体感したい。でもエクスチューンやリミテッドまでは予算を出せない」という人にとって、21セフィアXRは願ってもない選択肢です。
機種特性に合わせたティップの使い分け
21セフィアXRでは、全モデルを同じ穂先に統一するのではなく、それぞれの用途に合わせて3タイプのティップを使い分けています。
- ソフチューブトップ
- 対応モデル:S83L・S79ML・S83ML・S86ML・S89ML
- チューブラーらしい軽さや感度を保ちつつ、ソリッドに近いしなやかさを持たせた穂先です。
- エギや潮流、ボトムの状態を感じながら、繊細に操作しやすいのが特徴です。
- 高強度ソリッド「タフテック∞」
- 対応モデル:S73SUL-S・S76UL-S・S86ML-S・S86M-S
- 一般的なソリッドと比べて、巻き込み強度3倍、巻き込み量5倍を実現しています。
- 微細なアタリを穂先で捉えたり、波や風によるラインテンションの変化を吸収したりする、繊細な釣りに適しています。
- チューブラーティップ
- 対応モデル:S93ML・S79M・S86M・S73MH・S86MH・S90H
- 遠投性能やジャーク時のレスポンス、パワーを重視するモデルに採用されています。
- エギをキビキビ動かしたい場面や、遠くのポイントを攻めたい場面で使いやすいタイプです。
単純に高価なティップを全モデルへ採用するのではなく、その番手の役割に適した穂先を使い分けているのも、21セフィアXRの完成度の高さを感じられるポイントです。
21セフィアXRの口コミ
ポジティブな口コミ
実際に振ると軽い・疲れにくい
エギをシャクったりルアーをアクションしてる時にもすごく軽く感じれました!
TACKLE BOX|対象機種:S83ML
軽くてシャクりやすくて、一日中シャクっても疲れない。
TACKLE BOX|対象機種:S86M
重量はあまり変わらないけど重心や作りが良いのかとても軽く感じます!
Yahooショッピング|対象機種:S79ML
シャクリが軽快
シャクリの軽さが雲泥の差で感動!
Yahooショッピング|対象機種:S86ML
感度が高い
カーボンモノコックグリップの感度もいいです!
TACKLE BOX|対象機種:S86ML
エギがフォール中に藻に当たるなどした際にもしっかり手元まで伝わりより微細なあたりも逃さなくなりました。
TACKLE BOX|対象機種:S83ML
ティップは柔らかく、感度はとても良いと思います。
Yahooショッピング|対象機種:S83ML



数値上は最軽量クラスではありませんが、「実際に振ると軽い」「長時間でも疲れにくい」という声が目立ちますね。
感度やシャクリの軽さも高評価で、XRの上位装備は実釣でもしっかり恩恵を感じられそうです。
ネガティブな口コミ
MLでも柔らかめに感じる
だけど、やはりLよりのML感は強いです。
TACKLE BOX|対象機種:S83ML
もう少し張りがある方が好みかも。。
ソリッドティップはキャストに気を使う
悪い点は柔らかすぎるので、めちゃくちゃキャスティングに気を使うこと、飛距離が伸びにくいことです。
TACKLE BOX|対象機種:S86ML-S
軽量リールでは先重りを感じる可能性
好みがあると思いますが、おそらく軽いヴァンキッシュなどのリールはさきおもりするかもしれません。
Yahooショッピング|対象機種:S86M
ロングモデルでも遠投性は期待どおりとは限らない
一番の目的は遠投なのですが9フィートを超えるエギングロッドの利用経験がないので キャスト技量の問題もあると思いますが、今のところ期待したほどの遠投性は感じられませんので ★4としました。
Yahooショッピング|対象機種:S93ML



注意点は、ロッド自体の欠陥というより番手やタックルバランスとの相性ですね。
張りの強いロッドが好みならML・ソリッド系は慎重に選び、軽量リールを合わせる場合は店頭でバランスを確認するのがおすすめです。
21セフィアXRの弱点/デメリット
21セフィアXRは仕様のお得感がエグいロッドですが、もちろん弱点がないわけではありません。
購入前に知っておきたいポイントは、以下の3点です。
- 自重がやや重め
- 機種数が多くて選びづらいと感じることも…
- モデルチェンジが近め
自重がやや重め
21セフィアXRは十分に軽量なロッドですが、軽さを売りにする他社の同価格帯ロッドと比べると、自重はやや重めです。
たとえば定番のS83MLは99g、S86ML・S86Mは100g。近年は8ft台で80g台のエギングロッドも増えているため、自重の数値だけを比較すると軽いとはいえません。
エギングはキャストとシャクリを長時間繰り返す釣りなので、ロッドが軽ければ操作性や感度を高めやすく、腕への負担軽減にもつながります。
そのため、とにかく軽いロッドが欲しい人には、21セフィアXRのおすすめ度はちょい低めです。
とはいえ、そもそも最近の「セフィア」ロッドは自重の軽さをそこまで重要視していません。
ロッド単体の重量を軽くすることよりも、タックル全体のバランスを整え、実際に持ったときの軽快さを重視しています。
そのため、自重の数値だけを見るとやや重めですが、実釣では数値ほど重さを感じにくい設計といえるでしょう。
機種数が多くて選びづらいと感じることも…
21セフィアXRは、全15機種という非常に豊富なラインナップを展開しています。
SUL・UL・L・ML・M・MH・Hまで幅広いパワーが用意され、7ft台のショートロッドから9ft台のロングロッド、さらにソリッドティップモデルまで選択可能です。
さまざまなスタイルに対応できるのは大きなメリットですが、釣具にうとい人にとっては選択肢が多すぎて選びにくいと感じるかもしれません。
モデルチェンジが近め
21セフィアXRは、2021年に発売されたモデルです。
発売からすでに年数が経過しており、25セフィア リミテッド、26セフィア エクスチューンと上位モデルの世代交代も進んでいます。
そのため、次期セフィアXRの登場を意識しておきたいタイミングではあります。
とはいえ、21セフィアXRの性能が現在では通用しないという意味ではありません。
スパイラルXコア、カーボンモノコックグリップ、Xガイドなど、現在でも十分魅力的な上位テクノロジーを搭載しており、まだまだ第一線で使える性能を備えています。
さらに、モデル末期や新型登場後には旧モデルの実売価格が下がる可能性もあります。
型落ちを気にせず、高性能なロッドをできるだけ安く手に入れたい人にとっては、むしろこれからが狙い目ともいえるでしょう。
21セフィアXRの機種ラインナップ


| 機種 | 全長 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | エギ | PE | カーボン含有率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| S73SUL-S | 2.21m | 114cm | 89g | 0.9mm | 1.5〜2.5号 | 0.2〜0.5号 | 97.9% |
| S76UL-S | 2.29m | 118cm | 89g | 0.9mm | 1.5〜3号 | 0.2〜0.6号 | 98.3% |
| S83L | 2.51m | 129cm | 98g | 1.6mm | 1.8〜3.5号 | 0.3〜0.8号 | 99.3% |
| S79ML | 2.36m | 121.5cm | 96g | 1.6mm | 1.8〜3.8号 | 0.4〜1号 | 99.3% |
| S83ML | 2.51m | 129cm | 99g | 1.6mm | 1.8〜3.8号 | 0.4〜1号 | 99.3% |
| S86ML | 2.59m | 133cm | 100g | 1.6mm | 1.8〜3.8号 | 0.4〜1号 | 99.3% |
| S86ML-S | 2.59m | 133cm | 100g | 0.9mm | 1.8〜3.8号 | 0.4〜1号 | 99.2% |
| S89ML | 2.67m | 137cm | 101g | 1.6mm | 1.8〜3.8号 | 0.4〜1号 | 99.0% |
| S93ML | 2.83m | 145cm | 110g | 1.6mm | 1.8〜3.8号 | 0.4〜1号 | 99.2% |
| S79M | 2.36m | 121.5cm | 98g | 1.6mm | 2〜4号 | 0.5〜1号 | 98.8% |
| S86M | 2.59m | 133cm | 100g | 1.6mm | 2〜4号 | 0.5〜1号 | 99.2% |
| S86M-S | 2.59m | 133cm | 100g | 1.3mm | 2〜4号 | 0.5〜1号 | 99.2% |
| S73MH | 2.21m | 114cm | 96g | 1.6mm | 2.5〜4.5号 | 0.6〜1.2号 | 99.2% |
| S86MH | 2.59m | 133cm | 107g | 1.6mm | 2.5〜4.5号 | 0.6〜1.2号 | 99.4% |
| S90H | 2.74m | 140.5cm | 113g | 1.6mm | 3〜5号 | 0.8〜1.5号 | 99.4% |
各機種の特徴(タップで開く)
S73SUL-S
ヒイカなどのライトエギングに特化した超繊細モデル。1.5〜2.5号の小型エギに対応し、タフテック∞ソリッドによって小さな変化を捉えやすくしています。7ft3in・89gと軽快で、港湾部での細かな操作にも最適。アジングやメバリングにも流用しやすい1本です。
S76UL-S
ケンサキイカ・スルメイカ・ヤリイカなどを狙うライトエギングの万能型。1.5〜3号のエギに対応し、しなやかなULパワーで繊細なイカの身切れも抑えやすい設計です。タフテック∞ソリッドを搭載し、ライトゲームロッドとしても使いやすいモデルです。
S83L
秋イカや低活性時のスローなエギングに適したライト系オールラウンダー。柔軟なLパワーとソフチューブトップにより、小型エギを繊細に操作できます。一方でスパイラルXコアによるバットパワーもあり、不意の良型にも対応。2号前後〜3.5号を幅広く扱えます。
S79ML
操作性を最優先した7ft9inのショートモデル。96gと軽く、シャローエリアをテンポよくラン&ガンしたい場面に向いています。足場の低い堤防やゴロタ浜でも取り回しがよく、ソフチューブトップによってエギや潮流の変化も感じ取りやすいテクニカルな1本です。
S83ML
操作性と汎用性を両立したテクニカル系オールラウンダー。8ft3inの扱いやすい長さで、テンポよく探る釣りからボトムや根周りをじっくり攻める釣りまで幅広く対応します。ソフチューブトップによる繊細さと、掛けた後の粘り強さをバランスよく備えたモデルです。
S86ML
遠投性能と操作性のバランスに優れたMLクラスの王道モデル。近距離のサイトフィッシングから沖の深場まで幅広く攻略できます。ソフチューブトップを採用し、軽快な操作性と繊細さも魅力。3.5号前後を中心に幅広い状況へ対応したい人に選びやすい1本です。
S86ML-S
小さなアタリを捉えることを重視したMLクラスのソリッドモデル。タフテック∞を採用し、低活性時やディープでのわずかな触りを穂先で確認しやすいのが特徴です。波や風によるラインテンションの変化も吸収しやすく、エギを安定してフォールさせたい場面にも適します。
S89ML
遠投性能を高めた8ft9inのテクニカルモデル。沖へエギを届け、スラックジャークやテンションフォールでじっくり見せる釣りを得意とします。ロングレングスを活かして高い足場でもエギを足元まで操作しやすく、ソフチューブトップによる繊細さも備えています。
S93ML
シリーズ最長の9ft3inを採用した遠投重視のMLモデル。沖の潮目や通常では届きにくいポイントを攻略したい場面に向いています。長さを活かしたラインメンディングもしやすいため、強風時や足場の高いフィールドなど、ロングロッドが有利になる状況で強みを発揮します。
S79M
軽快なラン&ガンを得意とするMパワーのショートモデル。7ft9in・98gの取り回しのよさを活かし、シャローや足場の低い場所をテンポよく攻めるスタイルに適しています。2〜4号まで対応するため、短いロッドでも3.5号をしっかり動かしたい人にもおすすめです。
S86M
操作性・飛距離・パワーを高いレベルでまとめた王道オールラウンダー。2〜4号まで幅広いエギを扱え、秋の数釣りから春の大型狙いまで対応できます。スローに誘う釣りから広範囲をラン&ガンする釣りまでこなせるため、迷ったときに選びやすい定番モデルです。
S86M-S
Mパワーにタフテック∞ソリッドを組み合わせた異色のオールラウンダー。4号クラスまで扱えるパワーを持ちながら、低活性時の小さなアタリを穂先で捉えやすいのが魅力です。ディープや風のある状況でも、エギの姿勢やラインテンションを繊細に管理したい人に向いています。
S73MH
激流・ディープ・大型狙いに特化した7ft3inのパワー系ショートモデル。2.5〜4.5号に対応し、強い流れのなかでもエギへしっかり力を伝えられます。短めなので力強いジャークを繰り返しやすく、大型狙いに必要なパワーと操作性を両立した尖った1本です。
S86MH
重めのエギと大型アオリイカを想定したパワー系オールラウンダー。沖の深場や潮流の速い場所でもエギをシャープに操作しやすく、フッキング性能も重視されています。大型の強烈なジェット噴射をロッド全体で受け止められる粘りもあり、晩秋〜春の大型狙いに好適です。
S90H
大遠投・ディープ・モンスター攻略を目的としたシリーズ最強クラスのHモデル。最大5号まで対応し、4号クラスを遠投して沖の深場を積極的に攻められます。長さとパワーを活かして大型イカを強引に寄せやすく、春の大型アオリイカやモンスタークラスのコブシメ狙いにも対応します。
21セフィアXRと他グレードを比較
ここでは、21セフィアXRを上位の「26セフィア エクスチューン」と、下位の「23セフィアSS」と比較していきます。
価格差だけでなく、ブランクやガイド、グリップなどの仕様差にも注目しながら、自分に合うグレードを選んでみてください。
26セフィア エクスチューンと比較


| 21セフィアXR | 26セフィア エクスチューン | |
|---|---|---|
| 実売価格目安 | 30,000円 | 62,000円 |
| 立ち位置 | ミドルハイ | ハイエンド |
| シリーズの性格 | 上位技術をかなり盛り込んだ中核機 | リミテッド直系の実戦上位機 |
| カーボン素材 | M40X | |
| ブランク強化 | スパイラルXコア | スパイラルXコア |
| ハイパワーX | ◯ | ◯ |
| Xガイド | ◯ | ◎(フルXガイド) |
| カーボンモノコックグリップ | ◯ | ◯ |
| 向いている人 | 性能と価格のバランスを最重視する人 | 上位機を本気で使いたい人 |
21セフィアXRと26セフィア エクスチューンでは、実売価格に約3万円の差があります。
価格はほぼ倍になるため、この2本は予算に応じて選ぶのがもっともわかりやすいでしょう。
6万円台まで出して性能をしっかり追求するなら26セフィア エクスチューン。3万円前後に抑えながら上位クラスの性能を狙うなら21セフィアXRがおすすめです。
21セフィアXRの強みは、やはり価格に対する装備の豪華さ。
スパイラルXコア、ハイパワーX、Xガイド、カーボンモノコックグリップなど、上位モデルでも採用されている技術を数多く搭載しています。
それでいて実売3万円前後なので、価格と性能のバランスではセフィアシリーズでもかなり優秀です。
一方の26セフィア エクスチューンは、さらに一段上の性能を狙ったハイエンドモデル。
大きな違いは、ブランクに高性能カーボン素材の「M40X」を採用していることと、ガイドをすべてXガイドで構成した「フルXガイド」を搭載していることです。


ブランクの細身化や高反発化、ガイドまわりの軽量化によって、操作感や感度、キャスト時やシャクリ後の収束など、細かな部分まで上質に仕上げられています。
さらに、グリップまわりの仕上げやデザインにも高級感があり、所有感の高さもエクスチューンならではです。
23セフィアSSと比較


| 21セフィアXR | 23セフィアSS | |
|---|---|---|
| 実売価格目安 | 30,000円 | 22,000円 |
| 立ち位置 | ミドルハイ | ミドル |
| シリーズの性格 | 上位技術をかなり盛り込んだ中核機 | 必要十分な本格ミドル |
| ブランク強化 | スパイラルXコア | スパイラルX |
| ハイパワーX | ◯ | ◯ |
| Xガイド | ◯ | |
| カーボンモノコックグリップ | ◯ | |
| 向いている人 | 性能と価格のバランスを最重視する人 | 2万円台前半〜半ばで本格機が欲しい人 |
21セフィアXRと23セフィアSSの価格差は、実売でおよそ1万円です。
この2本を比較すると、仕様の豪華さでは21セフィアXRがかなり有利です。
23セフィアSSが「スパイラルX」を採用しているのに対して、21セフィアXRには、より上位の「スパイラルXコア」が採用されています。
さらに、21セフィアXRには「Xガイド」や「カーボンモノコックグリップ」も搭載されています。
このように、21セフィアXRは23セフィアSSよりも上位の技術が多く採用されているため、仕様の豪華さでは明確に上回っています。
特に、感度や操作性に関わる上位装備が増えるため、XRとSSでは仕様にわかりやすい差があります。
それで価格差が約1万円なので、予算に余裕があるなら、個人的には21セフィアXRまで上げる価値はかなり大きいと感じます。
長く使うことまで考えるなら、おすすめ度は「21セフィアXR > 23セフィアSS」です。
とはいえ、23セフィアSSも決してコスパが悪いわけではありません。
スパイラルXやハイパワーXを備えた本格的なエギングロッドを、実売2万円台前半から狙えるのは十分に魅力的です。
21セフィアXRの競合ロッド
21セフィアXRと同じ価格帯には、各メーカーから魅力的なエギングロッドが発売されています。
ここでは、21セフィアXRを検討するときに比較しておきたい4製品を紹介します。
26エメラルダスMX(ダイワ)


21セフィアXRの最大のライバルといえるのが、ダイワの26エメラルダスMXです。
実売価格は2.5万円前後。価格帯が近いだけでなく、単純な自重の軽さを重視せずに、タックルバランスを整えて体感的な軽快さを高める方向性も21セフィアXRとよく似ています。
ブランクには「HVFナノプラス+X45」を採用。さらに「V-JOINT」「エアセンサーシート」に加えて、リアグリップにはカーボンモノコックまで搭載しています。
これだけ豪華な仕様で実売2万円台半ばというのは、かなり魅力的です。
21セフィアXRが「スパイラルXコア+Xガイド+カーボンモノコックグリップ」を強みとするのに対し、26エメラルダスMXもダイワの上位技術を惜しみなく投入しています。
コンセプト・価格帯ともに非常に近い2本ですが、単純なコスパで比較するなら、より新しく実売価格も安い26エメラルダスMXがやや優勢といえるでしょう。
エギゾースト5G(メジャークラフト)


コスパを最優先するなら、エギゾースト5Gも非常に強力なライバルです。
実売価格は2.3万円前後ながら、ブランクには東レの高性能カーボン「T1100G」を採用。さらに、カーボン繊維を多軸方向へ配置するメジャークラフト独自の「R360構造」も取り入れています。
そして、軽さも大きな魅力。
862MLは87g、862Mでも91gと、同クラスの21セフィアXRより明確に軽量です。軽いロッドを好む人にとっては、大きなアドバンテージになるでしょう。
ラインナップも、一般的なチューブラーモデルだけでなく、ソリッドティップやローレスポンスモデルまで用意されています。
軽さや価格を重視するなら非常に魅力的な製品です。
ラグゼ EG S(がまかつ)


ラグゼ EG Sは、がまかつ「ラグゼ」シリーズのベーシックなエギングロッドです。
ラグゼらしい軽量・高感度という方向性を受け継ぎながら、比較的手を出しやすい価格にまとめられているのが特徴。
21セフィアXRのように目立つテクノロジーを多数搭載するタイプではなく、軽量バランスと素直に追従するブランク特性を重視した、シンプルな設計になっています。
実売価格は2万円台後半が中心で、21セフィアXRとそれほど大きな価格差はありません。
そのため、選び分けは比較的シンプル。
スパイラルXコアやカーボンモノコックなど装備の豪華さを求めるなら21セフィアXR。ロッドそのものの軽さを重視するならラグゼ EG Sが有力候補になります。
エギストSD(テイルウォーク)


エギストSDは、軽さを大きな武器とするテイルウォークのスタンダードクラスです。
中〜高弾性カーボンを組み合わせたブランクに、塗装などを省いた「アンサンデッド・マイクロピッチブランク」を採用。
さらに、グリップまわりも余分なパーツを極力減らしたミニマルな設計とし、ロッド全体で軽量化を徹底しています。
その結果、自重はS82MLで85g、S86Mでも91g。モデルによっては、21セフィアXRより10g前後も軽量です。
実売価格も2.5万円前後と、21セフィアXRより少し手頃。
上位技術を多数搭載した豪華さでは21セフィアXRに分がありますが、余計なものを削ぎ落とした軽快なロッドが欲しいなら、エギストSDはかなり有力な選択肢です。
まとめ


「上位機は高すぎる。でも本格的な性能は欲しい」という人に、21セフィアXRはかなり魅力的です。スパイラルXコア、Xガイド、カーボンモノコックグリップを搭載しながら、実売価格は3万円クラス。
モデルチェンジは迫ってきていますが、型落ちを気にしないなら、お得感はむしろこれから高まりそうなロッドです。






